そういう愛もあるかもしれない。
昨日『愛の不時着』を見終わりました。最後は引き込まれるように見入ってしまいました。ドラマだと分かっています。分かっているけれど、思いました。「そういう愛もあるかもしれない」と。
私は2回結婚と離婚をしています。人の気持ちが変わることも知っていますし、自分もかわることがあります。それは分かっています。だから一途に1人の人を愛し続けるなんて、なかなかできないことをよく知っています。まれに結婚したあとでも変わらずに何十年も愛し合っている夫婦がいることも知っています。そういう夫婦に憧れますし、でも自分はなれないことも分かっています。
夫婦は家族であり、恋愛期間のころのような恋愛ではなく、家族としての愛情が続くこともよく知っています。でも私は無理でした。世の中の多くの夫婦をすごいなあ、と思っています。自分はそういう風になれなかったと分かっています。
ドラマですし、見ていない人にはネタバレが多少あってすみませんが、『愛の不時着』の主人公2人は南北統一をしない限り結婚はできないんだろうなあ、と思います。それでも年に1回でも会えることを幸せに感じて、1人の人をずーっと思い続けることができるのはすごいなあと思ってしまいました。年に1回の数週間だからずーっと続くんだというのも、現実的に考えればそうなのです。だからこそ恋愛の愛が続くのです。あ、ドラマですけどね。
ドラマですけど、思いました。「そういう愛もあるかもしれない」。人生の中で、1人の人を生きている限り思い続ける愛というものがあるのかもしれない、と思わせてくれたこのドラマに感謝します。人の気持ちは変わるものだという現実を生きている私にとって、そういう愛もあるのかもしれない、と思えたことがよかったです。もう50歳なので、出会うことがない可能性が高いですが、そういう人にめぐり会うことができたら、嬉しいなと思えるドラマでした。
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