物を捨てるのは気力がいる。
今年の5月くらいから、いろいろな物を捨てました。マンションの大規模改修に合わせて、修理する部分や取り替える部分があり、置いてある家具や荷物を整理する必要がありました。5月のある日、ベランダの倉庫の中を整理して物を捨てた父親は、翌日からぐったりしていました。
私はこのブログでも書きましたが、本棚の本を主に整理して捨てました。実はそのとき、とても疲れました。その作業に疲れただけではなく、体も心もぐったりしてしまった、という感じでしょうか。そして先週は洋服を捨てました。衣替えを兼ねて、10年以上前から持っていて、ここ5年以上着ていない服などを中心に捨てたのです。どんどん捨てて、45リットルのごみ袋2袋分になりました。今までも捨ててきたつもりでいましたが、どうしてもこれは着る機会があるかもしれない、と思うセーターなどは捨てられないでいたのです。
この秋の衣替えのときに思い切って捨てようと、夏に決心していました。そして先週の衣替えのときには、母親にも手伝ってもらい、手に取って「もう着ない」と思うものをどんどん母親の持っているごみ袋に放り込みました。気持ちが「ときめく、ときめかない」と思っている間もありませんでした。考える時間を持つと、思い出がよみがえってきます。約15年くらい前に三越で購入したセーターとカーディガンのセット(水色で、カーディガンのボタン周辺に可愛いファーが付いていました)、さんざん着ました。前の夫との外出のときもたくさん着ました。約14年くらい前に富山で買った深緑の膝まであるウールのセーター。現在更年期中の私には暑すぎて着なくなって約5年以上たつので捨てました。他にもいろいろ、あまり考えずに捨てました。終わった後に、お昼をとって、自分の部屋で休んでいると、ものすごい疲労感を感じました。それは、体の疲れというより、心の疲れが大きかった気がします。自分が着ていた使っていた物を捨てる、という行為は、たぶん自分で思っている以上に、気力を使うのでしょう。本当にがっくり、という状態でした。
大切に着ていた洋服でも、もうその役目を終えたときに、捨てる勇気がいるのですね。捨てないと狭い空間が物で埋もれてしまいます。もう着ないだろうと分かっていても、捨てられないでいた洋服、それは捨てられないでいた思い出も重なっていたのかもしれません。だからものすごく疲れたのかもしれません。いずれにしても、物を捨てるときには気力がいるものだと、今回は実感しました。
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