母親からの出題。

　昨日夜、自分の部屋で横になりながらテレビを見ていたら、母親が顔を出して「これ、何の手話でしょう？」と手話を表しながら私に聞いてきました。「新潟」と答えると、「うふふ」と言いながら顔を引っ込めました。

　何なのよ～、と思わず笑いながら母親を追いかけてキッチンに行くと、「今、テレビでこうやっていて、新潟、と字幕が出てきたからさ」と母親も笑いながら話しました。いつもなら「バカにしてるの～？？」なんて言いそうな状況でしたが、なんだか笑っちゃいました。

　テレビで手話の番組が放送されていて、それをたまたま見ていたのでしょう。試しに私に聞いてきた、ということです。「最近勉強しているところを見ていないからさ。そろそろやったらどうかと思ってさ」なんてことも言っていました。

　そうなのです。このところ体調を崩してから、あまり手話の勉強もしていませんでした。母親の、からかいながらの手話問題の出題に、ちょっと気分が変わり、また勉強をしなくちゃ、という気持ちになりました。

　手話を始めてから10年目。ちなみに「新潟」という手話は、初級で習います。外出自粛のこの機会に、初級から勉強し直してもいいかな、というほっこりした気持ちになりました。