「うつ病九段」を読んでいます。

　私は将棋がちょっと好きです。駒の動きも分からないくらいの能力ですが、スマホで将棋のゲームをしたこともあります。将棋を題材にしたマンガや小説が好きで、少し読んでいます。「3月のライオン」や「盤上の向日葵」など。羽生さんのインタビューやドキュメンタリーを見たりするのも好きです。

　「うつ病九段」という、プロ棋士・先崎学（せんざきまなぶ）さんの本を図書館で借りて読み始めました。少し衝撃を受けました。うつ病ということを知っているようで知らなかったと改めて感じています。

　それと同時に、私はもうながいことうつ状態なのだな、と始めて気づきました。感情や考え方に波があり、調子のいいときは問題がないので、うつ病ではないのはわかっていましたが、たぶん自分で認めたくなかったのかもしれませんし、まさかね、とも思っていたのでしょう。

　1年半前からリフレックスという抗うつ剤を飲んでいます。10年くらい前から寝付けなくて睡眠導入剤を飲んで寝ています。トリプタノールという抗うつ剤を飲んでいた期間が7年以上ありましたが、それを止めたら、眠剤だけでは眠れなくなり、リフレッスクを精神科で処方されるようになったのです。デパスという精神安定剤も飲んでいましたが、今はリフレックスだけで精神的に落ち着いています。眠剤は飲まないと眠れません。（※抗うつ剤や眠剤を飲んでいるからうつ状態、うつ病だとは言えない、と私個人は思います）

　よくよく考えたら、自分がうつ気味であることはわかったのかもしれません。先崎さんの本を読み始めて、似ている状況があることに気付き、ああ自分はそうだったのか、とわかりました。わかると、これから自分はどうしていこうかと考えられるようになりました。

　気づくのに10年ちかくかかりました。あらためて自分の人生について考えることができそうです。