役だっていない自分は。

　これ、私の人生のテーマだと思うのです。「役立っていない自分は、この先、生きている価値があるのか」。

　フルタイム勤務していれば、そんなこと考えている時間もないのだと思います。細かく考えれば、少しだけのバイトでも誰かの何かの役にたっているのかもしれません。自分としては、誰の何の役にもたっていないのに、生きている価値があるのか、と思うわけです。

　いえ、何かの役に立つとか誰かのためになるとか、生きるというのはそんなことではなくて、生きているだけで価値がある、という考えかたも頭では分かっています。私が言っていることを他の人が言ったならば、「そんなことは決してない！あなたの存在は私の心のなかで支えにもなっている」と言うでしょう。でも自分には言えない、どうしてなのか。

　もしかして、自分を大切にするというのは、そのあたりのことが関わってくるのかな。自分に対して、自分は生きていてよいのだと思えれば、自分を大切にしていることになるのかな。もしかして誰かの支えとか元気とかそういうことに関わっているのかな。

　答えは簡単には出てこない。何の役にも立っていない自分については、この先も考え続けるのだろうな。ふと思ったのは、もしかして、誰の何の役にもたっていないかどうかは、自分が決めることではない気もする。だから必死に生きていくしかないのかもしれない、な～んてちょっと思ったりしたのでした～。