手話の講習会も3年目になり、上級クラスに今年の春から通っています。初級・中級と一緒に勉強してきた同級生が10人くらいいます。年齢は様々。30代から70代まで。人生の先輩ではあるけれども、同じ教室で学ぶ身としては、同級生になるわけです。
母親と同じ年の同級生がいます。はっきりと言いたいことを言う人なので、最初はちょっと苦手でした。しかし私の中で「こういう人は、思い切って仲良くなっちゃうと良いんだよなあ」と気付き、それから何かと私の方から相談したり、勉強のあとに一緒に帰ったりしています。
昨日、その同級生から電話がありました。12月にイベントがあるので、その話と、その他に私の手話に対する今後の進路(?)について。実は先々週だったでしょうか。講習会の時にも進路についてはアドバイスを頂いていました。私が真剣に取り組み過ぎて、それが返ってストレスとなり、この先無理をすると、続かないから、という内容でした。
その通りなんですよね~。自分ではマイペース、とか思いながらも、心のどこかで、「出来ることならガンガン勉強したい」みたいな気持ちがありました。そう言う思いが、母親と同じ年齢の同級生には見えていたのでしょう。例えば、手話の講習を他でも受けて、両方掛け持ちする、とか。同級生から、「もっと気楽に、細く長くいこうよ。」と言われて、ハッとしました。私は自分で自分にプレッシャーをかけて自滅してしまう、体調を悪くしてしまう、と。
確かに、掛け持ちで手話を勉強したり、いろいろなイベントに参加すれば、技術も上がるかもしれません。しかし私は、今、やっと週に2・3日のアルバイトで働くことが出来ています。それと週に1回の手話の講習会を受けるだけで、体力的には何とか続いています。もちろん、友人とも会いたいし、ショッピングもしたい。なのに、これ以上、無理をして勉強をしたり仕事を増やせば、もうあっという間に体調を崩したり、心が折れてしまうでしょう。そんな私に、もう少しゆっくり、心に余裕を持って生きていきなさい、とアドバイスをくれた同級生に感謝です。アドバイスされるまで、真剣に手話の勉強を増やそうか、と考えていましたから。
ああ、私は本当に周囲の人達に恵まれている、と思います。こうやってアドバイスして下さる、素晴らしい友人に恵まれていて、本当に嬉しいと実感しています。
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