3.11
インフルエンザで外出禁止のため、自宅で東日本大震災の黙とうをすることが出来ました。
あれから2年。時が過ぎるのは早いです。あの頃、私は無職で、就職活動(アルバイト活動)をしていました。そしてほとんど書類審査で落ち、面接まで行けても全て落ちていました。でも本当は、まだ体調が良くなかったのです。それでも何かしていないと不安な毎日でした。
震災の日、たまたま家にいました。母親と2人でした。マンションに住んでいるので、地震の直後から、母親と一緒に1階の出口へ行っては、揺れがおさまってから部屋へ戻り、固定電話で家族や親せき、友人と連絡を取り、また揺れては1階に避難して、また部屋へ戻って、を繰り返していました。
私なんて、なんの役にもたちませんが、それでも何かしなくては、という気持ちがあったからでしょうか。その年度から手話の勉強を始めました。小さなころにヘレン・ケラーの本を読んでから、ずっと心に秘めてはいました。私は勉強の成績も悪く、病気ですし、お金もなくて、何のとりえもない人間ですが、震災の後、障がいを持った人々が、震災の情報が入らなかったり、コミュニケーションが取れなかったり、大変な思いをしたと知りました。役に立つ、というより、人から少しでも必要とされたいという自己満足かもしれません。それでもいい。これからも手話の勉強を続けます。
手話を習っている中で、みんなで協力し合いながら支えあいながら学んでいく、という精神を知りました。それはそのまま、生きていくうえでの精神であると思います。自分が出来ることを続けていきます。これからも3.11を忘れることはないでしょう。心の中で思っています、ずっと。
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ぷーさん、コメントありがとうございます。
いえいえ、ほんとに人の役にも何の役にも立てない私です。
手話を始めたのは、前から考えていたことと、
3.11が私の背中を押してくれたのだと思っています。
実際に今後、どれだけ手話の能力が伸びるのかは
自分でも分かりませんが、
一つの目標として、私の中では決めています。
今はとにかく、焦らず気長に勉強を続けていきたいと思っています。
本来なら、フルタイムで働いて、
社会貢献したいのですが、それも無理なので・・・。
投稿: ケロ | 2013年3月12日 (火) 11時54分
大震災からもう2年経つのですね。
ケロさんが手話を始めたきっかけは、このためだったんですね。
「困っている人の役に立ちたい」って思えるケロさんは、すごく尊敬いたします。
実際に役に立てるかではなく、そう思う気持ちが大切だと思います。
たとえ自己満足のためだとしても、それでも構わないと思います。
いずれにしても、目標があると頑張れますね。自分自身にも自信を持って生きていけると思います。
これから先どんなに辛いことがあっても、3.11という日が来ると頑張れる気がします。
私自身は何の役にも立っておらず、逆に元気をもらっているだけではありますが。
投稿: ぷー | 2013年3月12日 (火) 10時55分