母親との時間
体調を崩して自宅で安静になってから、約10日間。当たり前のように自宅で過ごす時間が、多かったのですが、この期間で気づいたことがいろいろとありました。自分の体と心に耳を傾けないといけないこと。自分ではそうしていたつもりでも、体調を崩したということは、それが出来ていなかったのでしょう。心に余裕がなくて、いつも焦っている。自分では焦っているつもりがなくても、今考えてみると、いつも「次は何をする?」と考えていました。そして、母親とあまり話していなかったこと。
休養を入れながら、アルバイトや習い事、友人との食事などの時間を組んでいたつもりでしたが、そのスケジュールに沿って動いていたら、体調を崩しました。入院するほどではなかったのですが、自宅で安静を約2週間。その前に、1週間以上、喉が痛かったり、風邪のような症状も出ていました。合計3週間、具合が悪くなり休養をとった(残り数日ですが)期間。その前まで、ブログでも、「充実しています~」なんて書いていましたから、私にとってそれは「充実」を超えていたのですね。
この数日、リハビリのように、安静にしていた体を少しずつ動かして、買い物や散歩にも行くようにしています。その中で、今回の安静中に、最近、母親とあまり話していなかったなあ、と感じたのです。もちろん、同じ家に住んでいますから、毎日食事の時などに顔を合わせていましたが、自分のスケジュールに忙しくて、じっくりと話す機会がありませんでした。体調が良くなってくると、話したくなるもので、家にいると母親と自然に話していました。
落ち着いて話すと、話題がたくさんありまして、最近の出来事から、母親の兄弟、両親とのこと、子供時代のこと。父親との出会いについて、父親の両親のことなど、もうた~くさん。今まで聞いたことがなかったことも、聞けました
。特に、涙してしまったのが、母親の母親、私の祖母について。前から知っていましたが、母親のお母さんは、母親が14歳の時に、お風呂屋さんで脳溢血を起こして亡くなりました。その際、母親の一番上のお兄さんが祖母をお風呂屋さんからおぶって、その後ろに母親が付いて歩いて自宅まで戻った、なんて話を聞きました。その時の母親の気持ちを考えると、涙が出てきました
。
私が今年の春からアルバイトも決まり、日常生活のリズムが変わって、母親とじっくり話す機会がありませんでした。本来なら、それが当たり前なのかもしれませんが、子供の頃から両親も働いていましたし、私自身は25歳で最初の結婚をしています。あまり両親とゆっくり話したり、一緒にいた、という記憶がありません。あ、子供の頃は年に二回、必ず家族で旅行はしていましたけどね。40歳前後で二回目の離婚をして実家に戻り、体調を崩して、家にいる機会が増えてから、随分と母親とも本音で会話するようになりました。今回の安静期間、体のためではありましたが、母親と久しぶりにじっくり会話できる機会でもありました。そういう時間が持てたこと、結構良かったな、と感じています
。
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