「車椅子で僕は空を飛ぶ」を見て
24時間テレビで昨夜放送されたドラマ、嵐の二宮君主演「車椅子で僕は空を飛ぶ」を見ました。お風呂も入って、ドラマを見たらすぐにでも寝られる状態、準備万端でテレビの前に座り、見続けました。
二時間ドラマをこんなにじっくりと最初から最後まで見たのは久しぶりでした。主人公の青年が、脊髄を損傷して、車椅子での生活をすることになるのですが、他人の助けを受けなければ生きてくことは難しいという状況になり、だんだんと心境が変わっていく、という物語でした(こんなに簡単なストーリーではないのですが、私の説明が不十分ですみません)。
私がこのドラマをじっくりと見たのは、何か自分の考えや生き方のヒントがある気がしたからです。私は難病で、障がい者の認定は受けていませんが、病を持っている、と言う部分では、重なる部分があるかもしれないと、思って見ました。
人は、たとえ健康な人でも、誰かに助けられながら生きている、ということは、分かっています。しかし、障がい者や私のような難病、病気を持っている人は、健康な人に比べれば、もっともっと助けてもらわないといけないことが出てきます。特に家族に対しては「迷惑をかけている」という気持ちがとても大きいです。そういう現実を受け入れて助けてもらいながら、自分も誰かに何か出来ることがあればしてゆく、と言う気持ちを再確認しました。
私の場合は、かなり周囲の人(家族・友人・先輩等)に助けてコールを出し過ぎているので、もっと自分で解決できることは、自分ですることが必要ですが・・・。ただ、あまりにも自分だけでモヤモヤとした気持ちや問題を、抱えこんでいると、どんどん気持ちが落ち込み、「自分はいらない人間だ」みたいな感情にもなるので、そんな風に思ったら、誰かに気持ちを聞いてもらったり、相談したりすることが必要です(←現在こういう方がいれば、どうか周囲の信頼できる人に、話してみて下さい)。
昨夜のドラマは、とても心に響きました。見てよかったです。
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ぷーさん、コメントありがとうございまず。
助け合いながら生きていく、というのは、健康な人でも、病気の人でも
障がいを持っている人にも、みんな共通しているのですよね。
だって、生まれた時から、赤ちゃんはお母さんや家族に、
支えられながら育っていくのですから、
「自分一人で生きているんだ」というのは、違いますよね。
私のように、心が辛くなると、すぐに助けを求めてしまう(?)のは、
周囲に本当に迷惑かもしれませんが、
少しずつ自分でも解決できることはしていこう!という気持ちを
とても感じるようになりました。
ただ、自分で辛い状況を我慢して誰にも相談できない、
という方がいると思うのです。
そう言う人は、できれば、周囲の人でも、カウンセリングでも、
地域の公共の機関でも、ぜひ相談してほしいと思います。
24時間テレビは、毎年少しでも見ていますが、
いつも何かを教えてもらえるような気がします。
昨日は私、アルバイトが入っていて、
最後しか見られなかったのですが、
母親が、西城秀樹さんが歌っているのを見て、
とても嬉しかった、と言っていました。
西城さんの姿を見て、元気や勇気をもらった人も多かったと思います。
投稿: ケロ | 2012年8月27日 (月) 12時02分
ドラマ見ました。というか番組の1/3くらいずっと見てました。
現在、自分が普通に生活できていることに喜びと感謝を感じで、日々を有意義に過ごしたいと感じました。
今回のドラマでは、誰かに「助けてもらうこと」をためらわず、その分、自分でできることを誰かにするという考えを新たに教わりました。
ケロさんがおっしゃるとおり、健康な人も、障がい者も、「誰かに助けられながら生きている」ということは同じですね。
「迷惑をかけている」という気持ちから遠慮するのではなく、お互い助け合うことができたらいいですね。
今は、私の場合は、それほど周囲の助けを必要としませんが、このさき病気や事故で不具合が発生したら、「自分はいらない人間だ」と思わず、誰かに気持ちを聞いてもらったり、相談したりしたいです。
今のうちに、自分にできることをしておいた方がいいですね。
投稿: ぷー | 2012年8月27日 (月) 09時27分