最近読んだ本
このところ時間が出来たので、興味があった本を図書館で借りて、一気に一日で読みました。私は結構、一冊の本を読むのに時間がかかるのですが、この本は一日で読んじゃいました!
「ビッグツリー」佐々木常夫 著
佐々木常夫さんという方が、偶然、先日見ていた「報道ステーション」のコメンテーターに出演されていて、プロフィールを紹介されていたのを聞いて、すぐに書籍を調べて図書館に借りに行ったのです!
現在、㈱東レ経営研修所 特別顧問をされている、佐々木常夫さんは、バリバリに仕事をこなしながらも、自閉症のご長男、肝臓病とうつ病を発症した奥様を支え、家庭生活で主夫の役目をしながらも、役員にまでなられたという経歴をお持ちです。驚きました。
この「ビッグツリー」には、ご家庭の状況が描かれていて、その時点でのご本人の気持ち、会社での立場等、かなり詳しく記されていました。読後の感想はただ一言、「こんな人も、いるんだ」というのが正直な気持ちでした。
私は、自分がベーチェット病を発症して、その前後に結婚離婚を一度ずつ経験し、今は仕事も出来るのか出来ないのか不安な状況の中、これからの人生を考えていますが、この本を知って読んで、何だかホッとしたというか・・・・。上手く表現できないのですが、家族が病気を抱えて不安で不安で仕方なくて、どうしても家族(パートナー)に感情をぶつけることが多いと思うのですが(実際私もそうですが)、それを受け止めて一緒に進んでくれる人も、世の中にはいるんだ、と改めて知りました。今現在、私は好きな人がいますが、私が足かせになるのも嫌ですし、相手は仕事上、大変忙しい。夫婦ではないですし、一緒に生活もしていなくて、それぞれ家庭(家族)がいます。どのくらい自分の感情をぶつけて良いのか分かりませんが、もし、今後、また私が誰かと結婚したり同居をすることがあったとしたら、もしかして、今までとは違う結果があるかもしれない、と感じました。分かりずらいですよね。ぶっちゃけ、2回離婚していて、難病だから、自分を真正面から受け止めてくれる相手はいないだろう、と思っていたのです。それが、佐々木さんの本を読んで、「ああ、世の中にはこういう風に生きている男性もいるんだ」と思ったのです。だからこれから私が再婚できるかどうか、そういう人と知り合えるかどうかは分からないのですが、そういう人がいる、家族として正面から感情をぶつけても、逃げずに受け止めながら、傷つくかもしれないけど、一緒に進んでくれる人もいる、ということを知ることが出来たのが、本当に嬉しかったのです。
今日は長文になりました。佐々木さんの本を、私のような人間が、自分の感情を混ぜて感想を書いてしまって申し訳ないのですが、興味がある方、ぜひ読んでみて下さい。
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