素敵な本でした。
宮下奈都さん著作、「田舎の紳士服店のモデルの妻」という本を読みました。今の私にとっては、「分かる分かる」「うんうん」「そうなんだよね」と納得できる部分と、「そうだったのか」と気づかせてくれた部分がたくさんありました。
物語は・・・東京で、理想だった(←そう思い込んでいた)夫と、二人の男の子と4人で暮らしていた主人公の梨々子。夫が「うつ」になったことをきっかけに、夫の出身地である「田舎」に引っ越して生活を始めます。約10年間のことが、数年ずつ描かれているのですが、梨々子の変化、周囲との様子、家族との関係等々が、梨々子の心情とともに、細かく表わされています。もしかして、家庭を持った女性が一度は経験したことのある出来事が、たくさん出てきます。
ストーリーとしては、ジェットコースターのような流れはないのですが、それなりに、どこの家庭でもありそうな小さな出来事がポツポツとあって、それらによって、主人公が様々なことに気付いたり、喜んだり、沈んだり。育児についても、きっとお子さんをお持ちの方は、主人公の思っていることがよく分かるのだろうな、と感じました。あり得ない物語ではなくて、日常的なことを描いてくれているのです。だから読んでいて、安心しながらも、内容にちょっとした起伏があると、先が読みたくて止まらなくなりましたが、読後感は大変スッキリさわやか、素敵な本でした。
この本も図書館で借りてきました。読みたい本を全て買っていたら、大変です~。素敵な本がたくさんある図書館、しばらくは通い続けることになりそう。
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サラさん、コメントありがとうございます!
すっごい偶然ですね!
何だか、嬉しい~。
でも本って、自分が読みたくなる時期とジャンルがありますよね。
きっと、読みたくなったら読めばいいのかなあ、っていつも思います。
私も友達に借りても、ずっと読んでいなくて、まだ持っている本があります~。
相手も貸してくれていること、忘れちゃってるみたいですが・・・。
私は気になると買っては、読む気にならずに本棚へ、
という本が山積みになったので、
図書館で借りることにしました~。
その時の気持ちに応じて借りられるので、良いものだなあ、と実感です。
サラさんが読んだら、また感想、聞かせてくださいね~。
投稿: ケロ | 2011年7月 7日 (木) 18時47分
ケロさんへ
偶然にもその本は手元にありますよ☆
友人が貸してくれたんです。
ところが…借りてからもうずいぶん経つというのに
私はまだほとんど読んでなくて…最初の数ページで
止まってしまっています。
なぜだろう???
自分でも不思議だけどあまり読みたくならなかったんです。
ケロさんが「素敵」って感じたってことに興味をそそられ
ました。
もう少し時間をおいたら読みたくなるかもね
投稿: サラ | 2011年7月 7日 (木) 17時47分