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好きな時代小説

 時代小説ファンの方には申し訳ないのですが、私も時代小説ファンです。それほどたくさん読んでいるわけではないと思うのですが、中でも好きなシリーズがあります!

 親友から「面白いよ~」と教えてもらったのがキッカケで、私が読み始めた時にはシリーズ化されていて、文庫本でたしか4・5冊出版されていました。今では文庫本になると購入しています。宇江佐真理さんの「髪結い伊三次捕物余話」シリーズ。著者は北海道出身(確か在住でもあったと思います)の方ですが、小説の舞台は江戸(東京とその周辺かな)。江戸の様子が、本当に細やかに優しい文章で表されていて、頭の中にその情景が浮かんでくるようです。以前、著者が、「北海道出身の人に江戸のことが分かるのか」みたいな批判的なことを言われたことがある、というような文章を読んだことがありますが、出身地、在住地は関係ないのですよね。特に時代小説に関しては、想像でしかない部分が多いので、余計にそう感じます。だって、江戸(東京下町、浅草近く)出身、江戸(東京下町、浅草近く)育ちの私でさえ、江戸時代のことなんて知らないも~ん。書き手がいかにその時代を、読み手に想像させることが出来る文章を書いてくださるかどうか、ですよね。

 このシリーズだけは、何度も本を読み返します。短編になっているから読みやすいし、何といっても、登場人物が魅力的なんです。さらに、すでに文庫本で8冊出ているので、登場人物も年を重ねているのです。私が好きなのは、主人公・伊三次の恋人で、後に妻になる芸者さんの「文吉」。お文がとても好きです。女性の心の動きを、お文の言動を通して、「もしかしていつの時代も、同じようなことで悩んでいたのかも」なんて思わせてくれるのです。さっぱりとしていて、粋で、それでいて女っぽい。こんな女性になれたらいいな、と思わせてくれる人です。あ、ストーリーに関しては、「捕物余話シリーズ」ですので、主人公の伊三次が髪結いで、町方同心の手先もしている、というのが基本です。毎回、事件などのことの他に、伊三次とお文の恋模様や、他の登場人物のプライベートな話が絡んできます。これが良いのですね~。

 今夜も、以前に数回読み返した、文庫本二冊目を読んでから寝ようと思います~

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コメント

ganntarouさん、コメントありがとうございます!

私も鬼平犯科帳、好きです!
全巻は読んでいないのですが、今、自宅にあるのは、
文庫本で6巻くらいまででしょうか。
テレビドラマも好きでした!
映画は、中村吉右衛門さんと岩下志摩さんの映画を
浅草に見に行きました~。
剣客商売も梅安も読みました。

時代小説って、読んでいるうちに影響されちゃうんですよね~。
前の旦那と何かで話していた時に、
ついつい「あんた!それはどういう了見だよ!」
なんて言っちゃったときがあって、
「ケロちゃん、時代小説の読み過ぎ」と言われました~。

寝る前に読むので、ついつい読み過ぎてしまう時があるので、
無理ない程度に読書します~。

こんにちはケロさん。
私も時代小説大好きです。
特に鬼平犯科帳のファンです。
先日、鬼平の主演である中村吉エ門が人間国宝になって
すごく嬉しかったです。
食べ物の描写もすごく惹かれます。
無理の無い範囲で小説を楽しみましょう。

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