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大河ドラマの歴史

 今日、偶然、テレビを見ていて、NHKの昔の大河ドラマを放送していました。しかも、大河ドラマ第一作目の「花の生涯」(1963年)、第二作目「赤穂浪士」(1964年)、第三作目「太閤記」(1965年)のそれぞれの中から、何話目かの回を一話分ずつ。確か全て画面は白黒だったと思います。

 ものすごく、画面に見入ってしまいました。その頃は今と違って、CGなどの技術はなかったはずですよね(多少の編集上の手法はあったと思うのですが)。なので、多分、セットと役者の演技と演出で、ほぼ出来上がっていたドラマだと思うのです。出演している俳優さんは、名前は知っていても、リアルタイムで見たことがない方がほとんど。

 まず驚いたのは、「花の生涯」に出演していた、ものすごくハンサムな俳優が、佐田啓二さんだということ(主演ではないです)。中井貴一さんのお父様ですよね。7・8年くらい前に、図書館で「君の名は」の映画版(1953年、1954年)を借りてきて見た時に、そう思ったのですが、時代劇だと印象が変わりますから全く分かりませんでした。

 そして、一番真剣に見てしまったのが、「太閤記」の42話(だったかな)、タイトルが「本能寺」という回。そうです。織田信長の「本能寺の変」を描いた回でした。様々なドラマや映画で、「本能寺の変」は描かれていて、私でさえ、どのドラマが良かったのか、なんて分かりませんし、どれも他にはない形で表現しようと、ストーリーの他に、セットや演出、CG、カメラワーク、そして役者の演技と工夫しつくされていると思います。しかし、今日見たドラマ「太閤記」は、日本人としての時代劇の基本というか、派手な演出やセットでなく、役者の演技とカメラワークでシンプルに、だからこそ静かな迫力を感じました。中でもびっくりっしたのは、信長が自害する前に過去を回想するシーンがあったのですが、ほぼ無音で昔のシーンを流していて、それが終わって信長の表情を映す、というシーンも無音。今だったら何かしら音響効果を入れてしまうところでも、無音にしているところが、信長の気持ちをさらに表現している演出だと、私は感じました。

 今はいろいろな技術があって、様々な工夫が出来て、もちろん視聴者としては、楽しむことが出来るのですが、そういう技術がない時代だからこその良さ、それを今日は感じました。こういうドラマをもっと再放送してほしいし、今だからこそ、派手さだけでなく、音も常に入っているような演出ではないドラマを、見てみたいな、とも思ったのでした~

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