久しぶりにお食事

　震災の一週間前に会ってから、ずっと会えなかった彼と、今日久しぶりにランチをしてきました。中華をご馳走になりました。

　震災当日、彼は茨城にいました。今は多くの方もご存じですが、震災直後、茨城の被災は、あまり知ることが出来ませんでした。交通機関も大きな被害を受けていて、それもよく分からなかったので、翌日に電車の動く所まで移動して、やっと東京に戻ってきたのです。私は、出来るだけ、心配しすぎないようにしていたのですが、やっぱり顔を見るまでは安心できない・・・と思っていたのですが、とりあえず声を電話で確認して、それからはもう、彼の方は仕事で毎日いっぱいいっぱい。会えませんでした。

　久しぶりに会って、当日のことをきちんと聞いて、改めてびっくりしました。高い建物の高層階にいたそうですが、建物が左右に大きく揺れて、四つん這いになっていても、右へ左へと、揺れと共に体が動いていったそうです。今後も仕事で高い所へは上らないといけないと思いますが、どうやら高所恐怖症のようになってしまったようです。

　顔を見ることが出来てホッとしました。まあ、大人ですし、メールのやり取りはしていたので、何とか毎日仕事を頑張っているのは分かっていましたが、それでもやっぱり心配でした。私自身が体調も精神的にも不安定なのに、それでも心配になって、何か出来ない自分がもどかしいのですね。彼と会って思ったことは、「まずは今、自分の目の前にある、やるべきことをする」、ということ。私は、今、自分の体調と向き合って、焦らないことだな、と思ったのでした～。