意味あるダラダラ
長野に住んでいた頃、仕事でご一緒させて頂いたあるお寺のご住職と、今でも連絡を取っています。私のほうが、引越しをするたびに葉書や電話で連絡をさせて頂いたのですが、ご住職もなぜか、何かあるとご連絡をくださるのです。本当に嬉しいことです。約2年ほど前には、私が富山に住んでいた時に、ご住職が福井でお仕事の後、ご自分の運転する車で、富山に寄ってくださってお茶をしたこともあります。
私は離婚を2回していますが、一回目の時は嫁ぎ先の長野から実家の東京に戻る際に、ご住職にはご挨拶をして、その後も、ご住職が東京に来る時に、時間があればお食事を一緒にさせて頂きました。しか~し、さすがに離婚2回目となり、今から一年前には東京に戻っていましたが(2回目の夫は転勤族で、離婚前には広島にいました)、私がフルタイムで仕事を再開したことと、その後3ヶ月で体調を崩し入退院して、ずっと不安定でしたので、ご住職には連絡をせずにいました。いつか必ず連絡しようとは決めていましたが、昨日、突然、「今、電話しよう!」と思い立ち、携帯に電話をしてみました。もちろん、忙しい方なので、めったに電話に出ることはありません。でも留守電にメッセージを入れておくと、必ず時間のある時に、折り返し電話してくれるのが分かっていました。
そして、今日の昼間、久しぶりにご住職とお話ししました。離婚の経緯をざっと話して、お互いの体調や近況を話して、その時に私が「今、全然焦ってないんです。帰ってきたばかりの時は焦っていましたけど、体調を崩して入退院を二回して、仕事も辞めて、自宅療養していても体調が安定しなくて、ずいぶん今の状況に納得できないでいました。でも、職業訓練校に3ヶ月行ったりしたら、なんだか焦りがなくなって。今は出来る限りダラダラしていようと思ってます~」と言いました。そうしたら「まだ出来るのではないか、と思ってしまうのですよね。カリカリするときも、イライラするときも、それは意味のあるカリカリ、イライラなのですが、今のそのダラダラと言うか、ゆったりというか、ダラダラですね。それは、意味あるダラダラなのですよ」とご住職がおっしゃいました。ああ、なるほど、「意味あるダラダラ」か~。と納得していましました。
すべての出来事には意味がある、と私は思っていますが、自分の身に起きたことで、中々納得することは難しいです。ご住職とは、お会いしたり、電話でお話したりすると、お坊さんだから何か説法みたいなことを話されるかと思われますが、実は結構日常的なことを話しています。ですから、今日の「意味あるダラダラ」というご意見は、心配してくださってのお話だと感じました(このご住職は地元では有名な方で、子供たちの相談や、高齢者施設でのお話会などの活動もしていてかなり忙しく、本来のお仕事だけではなく、また地元にとどまらず日本中、海外にお仕事でいくこともあります)。
今度東京に来る際、お時間のある時にでもまた、ご連絡をください、という約束をしました。私はしばらく仕事をしないで、「意味あるダラダラ」をします。体調コントロールということもあるのですが、本当はちょっとだけ、「自分を信じて」いるのですけど。いつか必ず、「あ、これだ」「あ、今だ」とひらめいて、何か始めることが出来る自分を信じて。
「心と体」カテゴリの記事
- 三連休はゆっくりできた。(2024.11.04)
- ん?食欲がいまいち?(2024.11.02)
- 何か趣味を考えたい。(2024.08.25)
- あら5月。(2024.05.03)
- プチ落ち込み中(2024.03.17)
コメント