甘えています。
今、人生の中で(私が覚えている限り)、一番、両親に甘えています。子供の時に、私は怒られた記憶はあっても、褒められたり、ギュッと抱きしめてもらったりした記憶がありません。きっと忘れている部分も多いでしょう。それは怒られた記憶が、とても怖かったから。
嬉しかったことは良く覚えています。父親と、お相撲さん遊びをしたこと。夏に流れるプールに連れて行ってもらって、溺れかかった時に、プールサイドにいた父親がかけていたメガネを投げるように外して、プールに飛び込んできて助けてくれたこと。車で父親と二人で、長瀞に遊びに行ったこと。これら全て嬉しかった記憶は、弟がまだ小さかったので、父親が私を連れて遊んでくれた時のことで、4、5歳の時の出来事です。覚えているんです。
両親は自宅兼店舗で仕事をしていましたし、私が5歳の時に祖父母と同居してからは、それまで以上に、厳しいしつけを私たち姉弟にしました。祖父母も厳しかったです。私が11歳の時に、祖父母と別居してからは、状況がずいぶんと変わりました。私は、中学、高校、大学、と成長するごとに、かなり自由に好きなことをさせてもらいました。ただし、外出許可や門限などはやはり厳しかった。
仕事で忙しかった分、夏と冬には必ず家族旅行に連れて行ってくれました。親からの愛情はきちんと受けていたと思います。ただ少し、子供の頃のしつけが厳しかったと、今は思っています。親に迷惑をかけてはいけないと、私たち姉弟は、常に考えていたのでしょう。物心ついたころから、自分で考え行動し、責任をとれるようにしてきたつもりでした。それが姉弟そろって離婚して、今、一番迷惑をかけている状態です・・・。
特に私自身は、病気を発症したことで、もう頑張って意地をはることができません。納得するまで時間がかかりました。何度も入退院して、やっと気づきました。そう思って、子供の頃にもした覚えのないような甘え方をしています。出来るだけ迷惑かけないように、と思っていても、夜になって「湯たんぽ」にお湯を入れる時にも、両親そろって手を出してくれます。手の指が痛くて、湯たんぽの口をきつく締めることが出来なくて、一度熱湯が出てきたことがありました。お湯を沸かしているやかんも、ちょっと重くてうまく持てない時があります。今更ですが、出来ない、危ない、痛い、と思ったら、両親や弟に甘えています(←友人にも彼にも)。いつか一人でしなくてはいけない時が来たら、一人でするもん!なんて思って。
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