目的を持って生きる
今朝の新聞に、元プロ野球選手の桑田真澄さんが、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に合格した、と言う記事が載っていました。これを見て私は、嬉しかったです。
桑田投手と言えば、甲子園で活躍していた高校生の頃から、テレビで知っていました。しかし、最近よくテレビで目にする、いわゆる清原選手とのドラフトの関係での事情は、全く知りませんでした。桑田選手が現役を引退して、日本に戻ってきてから、様々な番組に取り上げられるようになって始めて知りました。その件については、私は「いろいろあったのね」という感想くらいだったのですが、何といっても桑田選手の生き方が、前から気になっていたのです。
アメリカに行くまでの、桑田投手の活躍は、多くの皆さんの方が良く知っているはずで、私が気になり始めたのは、38歳で、アメリカでの野球人生に挑戦した頃から。最初はマイナーでの契約で、39歳でメジャー昇格、その後、戦力外通告を受けて引退かと思われたのに、さらに頑張ってもう一度パイレーツとマイナー契約。しかし、引退となったわけです。でもこの時点で、すでに40歳目前でしたから、よく頑張ったなあ、と本当に心の中で、それまで私は応援していました。
さあ、現役を引退して今度はどうするのだろう、テレビやラジオの解説者から、監督業への道くらいにしか思っていなかったのですが、何と、早稲田の大学院に行きたいと言ったではありませんか。早稲田進学は、桑田投手の高校時代の希望だったのですよね。それが、現役の野球人生を終えた今、叶ったわけです。大学院で勉強して、ゆくゆくは指導者への道へと、なるのでしょう。
今朝の新聞で桑田さんの記事を見て、「この人は、その時に与えられた状況で、自分の人生でしたいことをしようと目的を見つけ出せる人なんだ」、と思いました。多くのスポーツ選手がいる世の中で、桑田さんは恵まれた才能と状況を与えられていたのかもしれません。たくさんのスポーツ選手が、スポットライトを浴びることなく引退し、普通の生活をしている人もいるでしょう。スポーツ選手でなくても、私達一般の人でも同じで、その時の状況で、どういう目的を持ってこの先、生きてゆこうと思えるか、によって、人生は大きく変っていくと思います。小さなことでも良い。趣味としてこれを続けてみようとか、何十年後かにヨーロッパを旅行しようとか、それこそ、政治家になって日本を変えてゆこう、なんていう大きな目的でも。でも肝心なのは、その時の自分の状況を考えて、人生の目的を柔軟に変えていけるかどうか、だな、なんて桑田さんを見ていて感じました。一つの目的が達成できない状況になっても、だったらこれからの自分は何を目的にしてゆこうかと、思えること。自分もそうでありたいです。
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