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逃避願望

 時々、現実から逃避したくなる時があります。きっと皆さん、あるでしょう。逃避、というより「失踪」したくなるというか。

 クリスマスイブだというのに、こんな話題は良くないですよね。でも今、私はそういう気分ですから仕方ない。だいたい、誕生日とか、クリスマスって、最近良い思い出がありませんし。若い時は自分で盛り上げたりしましたが、もうそろそろ疲れ気味で、できれば誰かに盛り上げて欲しい。うちは子供もいませんから、盛り上げる必要も特にないのですが

 今朝、旦那は風邪っぽく、私は何だか疲れていて、ものすごく眠かった。「ケロちゃん、眠そうだね」と旦那が言いましたので、「うん、眠い」と返事したら、「オレだって、眠いんだよ。そんなに眠いなら、起きなくてもいいから」と言われてしまいました。その時点で旦那は、鼻がグシュグシュしていて、風邪気味だと感じていましたから、いつもより機嫌が悪かったのです。気付いた私は、「ごめんね、大丈夫」と言って、眠そうな状態をやめました。そうですよね、風邪でも、眠くても、頑張って仕事に行かなくちゃいけない人にとって、一緒に朝食をとっている人間が眠そうにしている姿は、イヤですよね。旦那が出社して行ってから、洗濯をしながらコタツに入り、ダラダラしながらプレドニンを飲んで、元気が出てくるのを待っていました。

 それからしばらくして、実家の母親から電話がかかってきました。いつもの定例の時刻です。最初の「おはよう」と言う声から、何となくいつもと違うと感じていました。話し始めて、3分くらい。すぐにその理由が分かりました。実家は父親が自営業で運送業をしています。父親も、もう年齢が還暦をこえて60代半ば。それでも現役で荷物を一個一個運んでします。しかし、家計は大変で、やりくりをしている母親は、いつもお金のことで奔走しています。10年くらい前までは、私も一回目の結婚生活でものすごくお金がなくて、実家に助けてもらっていました。でも今は逆になりました。その頃に比べると、父親の収入もかなり減っています(荷物一個運んでいくら、という値段が下がっているのです)。今朝の電話は「お金を貸して欲しい」という話が主でした。実は、ちょこちょこと何度も貸しています。だいたいいつも数万円、と言う値段で、貸しては返してもらったり、返してもらわなかったり。親にお金を貸すという事は、戻ってこないことを前提に貸すというのが、私の考えです。貸す時はいつも、その理由と、私は仕事もしていないから持っている貯金から貸すしかない、という旨をしつこく説明します。でもさすがに今日はもう、やめました。ここ数日は母親の話がお金のことばかりで、私も参ってしまいました。親があまりにお金に困っている話を聞くのは、子供にとって本当に辛いことです。

 今まで育ててもらって、援助してもらって、30才すぎて離婚して実家に戻り、やっと仕事に就いたと思ったらベーチェット病を発症して、5回の入退院のたびに母親は看病してくれました。今後もいつ病状が悪化してお世話になるかわかりません。また離婚して実家に戻るかもしれません。ただ、自分としては、病気が悪化したり離婚したりしても、お金に関しては出来るだけ迷惑かけないように、貯金を少しだけ持っているのです。これは持ち続けなければならないのに、どうしようもありません。こんな時、「ああ、どっか行っちゃいたい。逃避したい。失踪したい。」と思ってしまうのです。

 一度離婚して、自分が壊れてしまってますから、そういう人間は割りと破滅的な妄想や願望を抱くものだと、自分で感じます。お金もなくなる、病気で無理できないから、いつも誰かに負んぶに抱っこ。知らない所で自分ひとりになったら、自分でどうにかするしかないから、たとえ病状が悪化してもどうにかするだろう、そうしたら誰かに迷惑かけることもない、どこかへ行ってしまいたい、と思ってしまうのです。暗いなあ、私。

 せっかくのクリスマスイブ。お昼になってお腹も空いてきたので、何か食べてお腹を満たしてから、シエスタ(昼寝)しましょう。寝れば結構、気持ちも回復してきます。また気分が明るくなるかもしれませんから。

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コメント

サラさん、いつもコメントありがとうございます。
本当に元気付けられます。
サラさんのおっしゃるとおり、私は結構立ち直りが早くて、
もう大丈夫です。
だって、母親はもうケロッとしていて、明るいんですもん。きっとお金の算段がついて、安心したのでしょうね。
これは子供として仕方なし、と、とりあえず今回は納得しました。
さて、クリスマスに関しては、私も実は同じ部分があります。
もう「クリスマス」だ、「誕生日」だ、とあまりイベントを気にしないことにしました。
それぞれの家庭で事情がありますものね。
自分で楽しむことにします!!
昨日はデパ地下に行って来ました!
夜は一人でしたから、歌番組見ながら、お刺身で美味しい丼を作って、
食べながらテレビながら、その後はフラメンコの練習したりして充実させました。
いろいろあるけど、お互いに頑張りすぎずに、
自分なりに楽しみを見つけながら過ごしていきましょうね。
本当にいつもありがとうございます。

メリークリスマス☆★☆
シエスタした後、気持ちは落ち着きましたか?
ケロさんは結構立ち直り早いから大丈夫ですよね(^^)
クリスマス・・・私はこの数年は複雑な、もやもやした気持ちで迎え、通り過ぎるのを待っています。形の上では、ちょっとだけ御馳走を作ったりケーキを買ってきたりはするのですが。
誰もが幸せなクリスマスを迎え団欒でしているように感じて切なくなったりもします。
そもそも日本人にとっては一つのイベントに過ぎないのに、世間のムードに振りまわされてる自分が情けなかったりも。
ともあれ、生きていくのってなかなかシンドイことが多いです。本当の「逃避」じゃなくて「現実逃避」は私の大の得意です。本の中や漫画の中やドラマの中や、しょちゅう逃げ込んでリセットしてまた戻ってくるんです。戻ってこれるなら逃避だって一つの前向きな手段だと開き直って(笑)
ケロさんも色々あると思いますが、頑張ってばかりだとすり減っちゃうから、たまには「今日はすこし疲れてるから、電話を切らせてね」ってお母さんに少しだけお願いしてもいいと思いますよ。親子ですもの。毎日の電話って、私には考えられないくらい仲良しだなって思って羨ましいのですが、差し出がましくてごめんなさい

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