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「篤姫」の最終回

 NHKの今年の大河ドラマ「篤姫」が、昨日最終回となりました。一年通して、本当に楽しみに見ていたので、昨日はオープニングの画面を見ながらですでに、涙が出てきてしまいました。

 ここ数年、大河ドラマにはまっていて、最終回を迎えるたびに、物語が終わってしまう残念さと、一年が終わるのだなあ、という個人的な感慨にひたってしまったりしています。しかし今年の「篤姫」に関しては、ちょっと特別でした。原作をすでに、一年くらい前に読み終わっていましたし、篤姫が鹿児島の女性だということで、思い入れがあったのです。私には半分、鹿児島の血が入っています。父親が鹿児島人ですが、すでに祖母の時代に東京に出てきてしまっていて、父は鹿児島には一度も行ったことがないそうです。ですから、私も行ったことがありません。一度、行きたいと思っていたところ、今年の大河の主人公が鹿児島の女性だということを知って、早速「篤姫」の原作をを読んだのです。

 以前、勤めていた会社の上司に、私の父が鹿児島の人で、私には半分鹿児島の血が入ってます~、なんて言いましたら、「鹿児島の女性は、芯がしっかりしていて、男性を支えるんだよな」みたいなことを言われました。ちょっと嬉しかったですね。「篤姫」の原作を読んだり、ドラマを見ていたりしても、篤姫は、若い頃からどんどん成長して、将軍を支えて、家定公亡き後は、その後の若き将軍・家茂を支え、またその後の徳川宗家16代となる亀之助を養育するという、男性を支えたり、育てたりする能力が大変すぐれている女性だったのだと感じました。もしかして、鹿児島の女性は男性を支える、というイメージがあるというならば、それは篤姫から由来しているのではないかと思うくらいです。

 それにしても、今回の「篤姫」はキャストも良かったですねえ。宮崎あおいさんは、配役発表の当初は、様々な意見があったそうですが、回を重ねるごとに、どんどん少女から大人の女性へ、薩摩の分家のおてんばな娘から、大奥を取り仕切る立派な御台所へと成長してゆく様が、本当に上手に演じられていて、驚きました。昨日の最終回に関しては、年の取り方も上手かった。最期は、まだ49歳(満47歳)という若さだったそうですが、その表情も無理やりシワを書いたり塗ったりすることなく、うちの旦那と話していたのですが、まるで私の寝起きの朝みたいな表情(ノーメークで、目のまわりがうっすらとクマにおおわれて、全体的に瞼や頬が何となく下がっている?)で、自然でした。今のメークの技術はすごいですね。あれは設定が47歳ということで、多分無理に顔を老けさせるメークをしないで撮ったのではないかと、私は勝手に推測しています。ストーリーも、何だか出演している人物に悪者が少なかった気がして、それも私としては良かった(これに関しても、いろいろな意見があるようですが)。現実に私達は生活していて、いつも大変なこと辛いことが多いですよね。そんな中で「篤姫」を見ていて、きれいごと、みたいな物語かもしれませんが、だからこそ、感動して涙して、浸ってしまったのではないかと思います。私はとっても良いドラマを、一年通して見ることができて、嬉しかったです。

 さて、来年は「天地人」ですね。まだ原作を読んでないので、早く読みたい。そして、どんな大河になるのか楽しみです。

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