病気だけど元気!?
昨日、母親からいつもと違う時間に電話がかかってきたので、どうしたのかと思ったら母親の一番仲の良い友人である女性(仮にAさん)の旦那様が、C型肝炎だということらしいのです。一時間ほど電話でAさんの話を聞いて、Aさんがちょっとパニック状態だったと言っていました。
母親とAさんとはもう20年以上のお付き合いでしょうか。私も当然良く知っていますし、実家に帰省した際などには、家に遊びにいらしては、私も一緒に混ぜてもらって母親と3人で話をすることもよくあります。Aさんが7・8年前に肝臓の病気を患って入院した時には、母親が一日おきくらいに見舞いに行っては、洗濯物などを洗濯したりしていたのを、よく覚えています。反対に去年母親が胆石の手術をした時には、私達家族が病院に行けなかった日には、見舞いに来てくださったりしていました。
Aさん自身もあまり体調が良くないときが多いのですが、旦那様は泊まりで仕事に行くことも多く、ここ数ヶ月は旦那様の体調も良くなくて、かかりつけの内科医に検査をしてもらったそうなのです。その結果がC型肝炎だった、ということです。旦那様は仕事に行っていてまだ病気のことは知らずに、Aさんだけが知ってしまって、ショックを受けて、昨日うちの母親に電話をしてきたのでしょう。いろいろと話をしたその会話の中に、私の病気の話を母親が出したそうなのですが、その際にAさんが「ケロちゃん(私の名前)はまだ良いわよ。うちの旦那のほうが大変よ」と言ったそうです。母親は「でもうちのケロも、一ヶ月入院した時には、それなりに大変だったわよ~」と話したそうですが、私はそれを聞いて、正直、軽いショックを受けてしまいました。
もちろんAさんが、旦那様のC型肝炎のことでパニックになっているのだということは、よく分かります。私の病気であるベーチェット病は、難病ではあるものの、私の場合は多分、症状が軽い方でしょう。しかし、眼や腸などに症状が出ている人は、辛い思いをしている方もいらっしゃるはずです。そして、私も、今後いつどんな症状が出るのか、分かりません。私なりに、病院に検査に行ったり、眼科に行ったりする時には、ドキドキして、それなりに覚悟をして行きます。きっと、普段の私を見ているAさんにとっては、私はどこが悪いのか、病気なのか理解できないのかもしれません。他人には自分の病気は分からないのだと、あらためて思いました。膠原病に関しては、病気の症状によって、人から理解されにくい病気だというのは聞いたことがありますが、その通りだと思いました。
どの病気が一番重いとか、そういうことではなくて、何と言えばよいのか、自分でも分かりませんが、そうですね、こうして日常生活が出来ていることにまずは感謝して、症状が悪化して入院して、「ケロちゃん、大変ね」と言われるより、「元気でどこが悪いのか分からないわ」と言われて嬉しいくらいの度量を持ちたい、と深く願います。まだまだ自分が病気との共存を受け入れられていない、と感じます。元気に見えることが嬉しい反面、やっぱり分かってもらえない、と考えてしまう自分が、残念で仕方ない。どうしてこんなに、悲劇のヒロインみたいな考え方をしてしまうのだろう、と。まだまだ、精神的に病気と向き合っていない。他人の意見に惑わされる自分の心の弱さが、哀しい。元気で明るいケロちゃんと思われたいと、考えているのに。自分の心の葛藤が、どんな事においても人生最大の難問ですね。
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サラさん、お久しぶりです!お元気でしたか?送信が出来なかったなんて、こちらのブログの何かが具合が悪かったのかしら?残念です。
その後、お仕事はいかがですか?慣れてこられましたか?サラさんも持病をお持ちなのですね。ほんと、無理しないで下さいね。
自分の体は自分でないと分かりません。でも、自分の周りにいる信頼しているほんの少しの人達には、分かっていて欲しいから話して、そしてそういう人達は、私の気持ちが伝わって、話を聞いてくれます。それでいいのですよね、きっと。
サラさんが今年仲良くなった膠原病の方、まさに私の憧れのタイプの女性です。
私もいつか、周囲の人に、イキイキとしていて素敵だと思われたいと、いつもそれが目標です。なんせ、義母に言わせると、私はカエル似で、ポニョにも似ているそうなので、「綺麗」とはほど遠いとは思いますから。
その方も、過去には私のように考えていたこともあったかもしれません。もしかして、今も少しは思っているかもしれませんが、サラさんの文面からその様子を伺っていると、吹っ切れている可能性が大ですね。でも持病をお持ちのサラさんは、その女性の気持ちが、よくお分かりかと思います。だって、私のブログを見て、「もしかして彼女も・・・」って考えるくらいですから。
コメント頂いて、嬉しかったです。また待っています。
投稿: ケロ | 2008年12月18日 (木) 16時09分
キャンキャンさん、コメントありがとうございます。
発病から13年経過されているキャンキャンさんが最近やっと受け入れられることができた、という「病気との共存」。私はまだまだみたいです
でも、必ずいつか、あきらめというか受け入れというか、本当にそんな感じだとは思いますが、できると思っています。
Aさんについては、気にしないことにしました!だって、結構、言ったほうは忘れちゃう事が多いですよね。
しかも悪気がないと思いますから。
でもこうして、コメント下さって、共感して下さる方がいてくれるというのが、私にとっては本当に励みになります。ありがとうございます。
寒さが本格的になってきましたね(今日は東京は暖かいみたいですが)。
こちら、富山は寒いです。キャンキャンさんの所はいかがですか?
お体、気をつけて下さいね。そうそう、年末年始の家事も、ぜひ手を抜きながらしてくださいね。
投稿: ケロ | 2008年12月18日 (木) 15時49分
またまたお久しぶりです(^^)と言っても、一度送信がうまくいかなくてあきらめたことがあったので、ちょっと残念でしたが・・・
今日は春のようなお天気でしたね♪
こんな日があるとほっとしますね。
今はケロさんの体調がよさそうで私も嬉しいです。
私の持病はちょっと重い鉄欠乏性貧血ですが、これは鉄剤を飲み続ければある程度改善されるんですよね。便秘との戦いですが(笑)これも結構辛いんですよ、おなかがパンパンで(笑)
「自分の心との葛藤」って本当にそうですね。かなり共感します。いろんな苦労や痛みや苦しみを抱えていても、人に分かってもらうことは実際には難しく、かといっていちいち説明して回ることは不可能だし、もしそれをしたとしても、やっぱり理解してもらえないんだろうなって思うんです私。別に悲観的になってるわけじゃないんですよ。言葉少なくても伝わる人には伝わるし、伝わらない人にはいくら語っても伝わらない気がするんですね(^^)
私の場合は、自分にとって大切な何人かがちゃんと分かってくれていれば頑張れる気がします☆
きっとケロさんも基本的にはそうなんじゃないかな?なんてね。
ところで今年知り合ってすぐ仲良くなったお友達も、実は膠原病で、ステロイド等を飲み続けています。打ち明けられないと分からないくらい、彼女は綺麗だし素敵だしイキイキとしていて、私はいつも刺激を受けてるし憧れてもいます。病気のことを知っても、普通に付き合っています。同情するのは違うと思うし、特別扱いするのも違うと思うし。でも心の中では時々「大丈夫かな?無理してないかな?」って心配していますが。。。もしかして彼女も「分かってもらえない」って悩んでたりするかのかな?って、ケロさんのを読んでふっと心をよぎりました。
投稿: サラ | 2008年12月17日 (水) 21時05分
わかります、すごくよくわかります。自分の中でも今一つうまく説明できないけれど、なんとも難しい「病気との共存」。
私も発病して13年。やっとこさ最近受け入れることができた…というか、あきらめがついた…という本音です。
Aさん、悪気はないんでしょうが、ケロさんにはちょっとイヤな感情が残る結果となる一言でしたね。
投稿: キャンキャン | 2008年12月17日 (水) 16時06分