そろそろ何かをしたい気持ちと・・・
昨日の夜のテレビで、スケーターの井上怜奈さんの半生が紹介されていました。CMで話題なのでご存知の方も多いとは思いますが、お父さんを肺がんで亡くし、自分も若くして肺がんを患い、アメリカで治療をしながらスケーターとしての活動を続け、今やアメリカを代表するペアスケーターとなり、今年全米選手権でのスケーティングの後、氷上でペアの相手である男性からプロポーズをされたことが、そのCMでも取り上げられています。それが大変感動的なので、あのシーンを見ただけでも涙がポロリしてしまいます。私は、そのCMより前に、結構スケートが好きで、テレビで選手権が放送されていたり、スケーターのドキュメントがあると見ていたりしましたから、井上怜奈さんという選手のことは知っていました。一度何かのテレビで特集を見たことがあったのです。アメリカでバイトをしながら頑張っていたこと、お父様の病気のこと、ご自身の病気のこと、そして復帰してペアとして活躍していること、さらに昨日のテレビでは、ご本人のインタビューも聞けて、私はふと、思いました。自分もそろそろ何かをするか・・・・
ガンを患っても、治療を続けながら、スケートを続けた怜奈さん。何とコメントしていたかは正確には覚えていませんが、彼女がやりたいことを思い切りやっていること、ペアの相手である旦那さんとも遠慮せずにお互いを尊重し、支えあっていること、怜奈さんの表情から後悔のない人生を歩んでいることが良く分かりました。病気の種類は違いますが、あれ?私もそろそろ何かしたほうが良いような・・・そんな気持ちになったのです。
ただ、以前、主治医に「私は仕事をしても大丈夫か」と聞いたときに、「してみないと分からない」と言われました。怖いのです。最後の入院から2年がたちました。その時の入院は約一ヶ月。今までで一番長く、症状的にも辛かった。退院しても、通常の症状までも悪化してしまった。あれからずっと、ステロイド薬は維持量として、プレドニン一日10㎎を飲み続け、それでも時々、間接やらリンパ腺が痛み、口内炎、陰部潰瘍も当たり前になってしまいました。もしまた症状が悪化して、あれ以上に辛くて長い入院になったら、その予後はもっと辛くなるのではないか、と不安なのです。ベーチェット病で、もっと辛い症状の方は多くいらっしゃいます。エグザイルのマツさんも、眼の症状が出ていながらも、アーティスト活動を続けていらっしゃいます。
こう思うのは、昨日の井上怜奈さんのテレビを見たのと、もう一つには、旦那も義母もみんな仕事で頑張っているのに、私だけブラブラしている、という負い目もあります。時々、その負い目みたいな感情に、自分がつぶれてしまいそうになる時もあります。こんなんなら、仕事して、病気が悪化してもいいじゃないか、なんて思ったりして。でもそんなことになって一番困るのは私自身ですし、私の両親や兄弟も心配します。何とか、体調と折り合いをつけられながら週に1・2回だけでも出来る仕事、そんな自分勝手な仕事、ないですよね。もう少し考えて、その時がきたら、何かしてみようと思います。私って結構、そういうチャンスがあったりしますから。前向きに前向きに。
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ぷろぱさん、始めまして。コメントありがとうございました。
本当に嬉しい、温かいメッセージを頂いて、
とても心がやすまります。
自分でも分かっていても、どうしても周囲の状況や人達と、比べてしまう自分がいるのです。
病気を患っている人は、多かれ少なかれ、そういう部分があるだろうし、そう言う時期を乗り越えて
皆さん出来る限りのことをしているのですよね。きっと。
私も、ぷろぱさんに頂いたメッセージを心にとめて、
自分なりに出来ることから、一歩ずつ始めていきます。無理して仕事して、症状悪化で苦しむのは、
私自身ですものね。
私の旦那は、私が入院せずに、明るく家事とフラメンコをしている状態を、今は一番望んでいるようです。
それに甘えさせてもらって、まずは出来る範囲で、家事をしていきます。
ありがとうございました。
ぷろぱさんのブログも拝見させて頂きました。
投稿: ケロ | 2008年11月29日 (土) 18時03分
はじめまして!
SNSから来ました。
わたしも病気で仕事が思うようにできないこともあって、復帰に気持ちばかりが焦ったこともあるのですが、読みながら、ケロさんにはケロさんの持ち場があるんじゃないかなと思いました。
お仕事じゃない形で、役にたっていけることもあるし、無理をしてお仕事をして「つらい!」って顔になっちゃうより、根気よく、病気が安定した状態になるために工夫することに集中している時期があっていいんじゃないでしょうか。
復帰するときは、いきなり1階から2階にエレベーターであがるんじゃなくて、階段で1歩1歩あがればいいと思います♪
いっぱいつらいこともあると思いますが、どうぞお大事に!
投稿: ぷろぱ | 2008年11月29日 (土) 00時51分
コメント、ありがとうございました。
涙が出てしまいました。きっと一番誰かにかけて欲しい言葉だったのだと思います。
卑怯かもしれませんが、誰かに言ってもらえれば、自分でも納得できるような、そういう気持ちだったのだと、気付きました。
ありがとうございます。
投稿: ケロ | 2008年11月28日 (金) 15時17分
こんにちは
>旦那も義母もみんな仕事で頑張っているのに、私だけブラブラしている、という負い目もあります。
心の負担は、病気に影響しますから。・・・・
旦那さんにも義母様にも気持ちが伝わっていると思いますけどね。これから先、ケロさんが旦那さんや義母様を助ける時だってあると思いますから、仕事のことは、もう少しステロイドの量が減って調子が戻ってからでもいいのではと思ってしまいました。ヽ(´▽`)/
投稿: 病気SNS illness スタッフ | 2008年11月27日 (木) 14時56分