おわらの街・八尾ちょこっと観光
富山といえば、八尾町の「おわら風の盆」ですよね。ここ何年も八尾のおわらは全国的に有名で、毎年「おわら風の盆」がある9月1日~3日の三日間は、観光客の方でいっぱいになるようです。私の住んでいるのは、富山駅から歩いて15分くらいなのですが、その時期は駅にも観光客の方がたくさんいます。風の盆の三日間は、自家用車の制限があり、富山市に住んでいる私達も、そこまで行くのにどうしたら良いのか分からずに、結局実は見たことがないのです。で、この三連休の間に、一度は八尾の町を見てみよう!ということになりまして、旦那と車で行ってきました。
一度何かで読んだことがあるのですが、‘八尾は、もちろん「おわら」のお祭りの時が良いが、普通の時に行っても、とても情緒ある良い街である’みたいなことが書いてありましたので、全く関係のない今の時期なら、観光客もいなくて良いだろうと思ったのです。しかもこれ以上寒くなると中々行く気持ちにもならないかと思いまして、この三連休に狙いを定めました。これが正解でした!八尾は駅で言うとJR高山線「越中八尾駅」、車だと私達が住んでいる富山市街地から17キロくらいの距離でした。道も空いていて、出発から30分位で目指した「八尾おわら資料館」に到着しました。この資料館、中々見ごたえがあって良かったですよ。おわらの歴史や、大きなスクリーンで踊りについても見せてくれました。見学し終わってから、お客様が私達含めて二組だったので、資料館の受付の方に、いろいろとお話を聞いてしまいました。せっかく富山に住んでいるのに、「おわら」を習う機会がないことや、「風の盆」のお祭りがこんなに観光客であふれかえるようになったのは、やはりあの「風の盆恋歌」というベストセラー本がきっかけですか?なんてことまで。今年は平日だったため、観光客も去年に比べて少なかったそうです。どうやら来年も平日開催なので(必ず9月1日~3日までです)、来年行くのが良いかもしれませんね、とか、来ても踊りの街流しを見ることが出来ずに帰られる観光客の方もいるそうなので、その辺は要注意です、みたいなことも聞きました。
資料館を見た後に、おわら風の盆といったら、この通りと、いう道のある石畳の「諏訪町本通」を、旦那と歩いて見に行ってみました。素晴らしい通りでした!何が素晴らしいって、なだらかな坂になっていて、両端の家々が情緒ある造りになっていて、何といっても静か。すご~い静かなんです。これがあの風の盆の三日間は、お祭りのにぎやかな状況になるそうですが、それも独特の胡弓の音色と、それに合わせた歌と、静かな踊りの練り歩きで、どうやら私達が良く知っている「お祭り」とは、全く違う雰囲気をかもし出すようです。やはり風の盆の三日間も来てみたいですが、今回は静かな、何もない日常の八尾の街が見られて本当に良かった。嘘みたいに静かな街なのです。もちろん人は住んでいますよ。子供たちも、おばあちゃんも、若い女性も見かけました。でも何か、違うのです。あんなに静かな街で、こんなに情緒ある風情で、京都とは違う、とても不思議な、それでいて心地よい、「来て良かったね」と思わせてくれる良い街でした。
県外の方で富山に来る機会があれば、ぜひ行って頂きたい。「おわら風の盆」のお祭りでない時でも、ぜひ立ち寄って街を見ていただきたい、と思いました。
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