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弟のトラウマ

 私には4歳年下の弟がいて、姉弟そろってバツ1。弟は離婚後実家に帰ってきて、結婚前の生活に戻ってからすでに約3年。一時は私がいたころもあったので、二人の子供が結婚して離婚して、そろって実家に戻り、子供のころのように家族4人の時期がありました。ただ、離婚というのは、どんな理由にせよ、非常に精神的に情緒不安定になりますので、例え実家にもどって結婚前の生活と変わらなくなったにせよ、気持ちとして落ち着くには、多分2年くらいはかかると思います。弟も当初は、仕事がお休みの日には、昼間は寝ていて、夜になると外出して遊びに行ったりして、夜中の2時・3時に帰ってきたりしていました。それがだんだんとなくなってきて、休みの日には家族で夕食を食べて、わいわいと話したりしながら、飲んだり食べたり出来るようになるには、やはり2年くらいはかかったでしょうか。仕事が忙しいので、休みの日に夜中まで外出している体力も、もしかして続かなくなったのかもしれませんが。

 今ではすっかり弟も実家に居着いてしまって、結婚生活の3年は本当にあったのか、というほど快適に過ごしているようです。私自身も感じるのですが、離婚後、前の結婚生活を忘れられるのは、結婚生活の長さと同じ期間を過ぎた頃からでしょう。弟もそうだと感じます。でも心の中には、どうしても忘れられない事が、トラウマとして残ってしまうこともあります。私は離婚の直接のきっかけが、元夫に恋人が出来たことでしたので、今の旦那の女性関係はものすごく気になってしまいます。本来はさほど気にならないタイプだったのですが、信じられなくなってしまったのでしょう。弟にとってのトラウマは「布団」のようです。

 弟は実家に戻ってきてから、ずーーーーーっと、夏冬同じ暑さの「羽毛布団」を使っています。帰省するたびに不思議なのですが、この暑い今も、これからの夏も、弟は冬用の厚みのある羽毛布団を掛けて、ガンガンにクーラーをきかせて寝るそうです。母親曰く「結婚生活の間、冬に寒い思いをしたから、それが忘れられないんじゃないの?」とのとこ。弟は結婚してから1年弱で、すでに家庭内別居状態だったようです。当然、寝室も別。冬に自分用の厚手の毛布がなくて、こたつに足をつっこんで、薄手の毛布にくるまって寝ていたようです。その時の寒さが、どうもトラウマになっているのではないか、と言うのです。弟も毛布くらい買えば良かったのに、きっと言い出せなかったのでしょう。弟の嫁さんは、私たち家族にとっては大変良い嫁でしたので、二人が離婚してしまったのは、とても残念でした。どんなに家族が残念に思っても、当人同士がダメなら仕方なし。そう考えると、結婚はお互いの家族も関係してくるものではあっても、やはり最終的には当人同士が、お互いを思う気持ちがなくなってしまったらダメなのです。

 弟はきっと、実家に帰ってきて、自分用の温かい羽毛布団がとても気に入ったのでしょう。本人は分かっていないかもしれませんが、夏も冬も厚手の羽毛布団にくるまって、すやすやと、時にはものすごいいびきをかきながら、安心して眠っている姿を見ると、やっぱりトラウマかもしれないな、なんて、帰省するたびに思うのでした。

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