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旦那の言葉に甘えて・・・

 火曜日から体調を崩し、寝込んでいる状態でしたが、やっと良くなって気がします。鼻の奥から喉にかけての痛みがなくなってきて、あともう少しのところですが、ベーチェット病はそこからまた痛みが移動するんですねえ。喉が良くなってくると、首のリンパ腺や脇のリンパ腺、足の付け根のあたりが、何となく痛いようなゴロゴロするような。間接はいつも痛みがあるのですが、これもいつもよりちょっと痛みが増してくる。ああ、やっぱり風邪じゃなくてベーチェットだな、とこうなって始めて確認する感じです。しかし、とりあえず喉が良くなった時点で、少しずつ動いてみないと、もしかして「うつ」に入っている状態の可能性もありますので、その見極めが難しい・・・。明日はフラメンコの練習日ですが、どうするか迷っています。

 このところ調子が悪いと、旦那の言うことに甘えちゃうことにしました。夕飯はいらない、と言われればそうするし、掃除もしなくて良い、と言われればそうする。(ただ、あまりにも汚ければ自分が我慢できないので、してしまいますが。)洗濯はしないとたまってしまうのでしますが、基本的にもう、ムキになって「旦那は働いてお金を稼いでくれるのだから、自分は家事をしなければ」という考えを、捨ててしまうことにしました。(←具合の悪いときは、です)とにかく調子が悪くなったら、まず自分の体を元に戻すことに専念して、具合が良くなったらまた、家事を本格的にすれば良いと、病気になって3年、やっと思えるようになりました。

 出会って5年半、一緒に住むようになって3年半、病気になって3年、ずいぶんと旦那の言うことも変わってきました。私よりも8歳年下なので、最初は同居や結婚に理想があったのでしょうが、人生そんなにうまくいかないと分かったのでしょうか 同居して始めのうちは、「手料理がいい」とか、「フルタイムで働きながら、手抜きでいいから家事をしてくれ」とか、病気のことが分からないときには、「何でそのくらいで会社を休みたがるんだ」(この時には病状が人目には分からなかったのですが、自分としてはかなり辛かったのです)とか、いろいろなことを言われました。ところが、ベーチェット病だと分かってから、入退院を繰り返して、だんだんと旦那も変ってきました。私は逆に意固地になってしまったかもしれません。5回目の入院で約1ヶ月入院して退院してから、これは自分の体を大切にしないと、もっとひどくなってしまうと、危機感を覚えました。旦那とも相談して、パートでもバイトでも、とにかくいっさい働かないで、家事をしながら体調維持に専念したい、ということになりました。旦那もそれからずいぶんと、優しくなってきた気がします。

 うちの旦那は、家事を率先してやってくれるタイプではありません。料理も出来ません。ただ、私の体調を認めてくれて、具合の悪いときには何もしなくて良いと、言ってくれて、それを素直に受け入れる気になったので、自分の中で何となくやっと、「私たちの家庭の形は、これで良いのだ」と思えるようになってきました。一緒に住んで、この先もずっと一緒にいるつもりなら、無理をしないで、旦那の言葉に甘えることも必要だと、やっと思えるようになりました。

何もしないで我慢!

 昨日から、また寝込んでます。昨日はちょっと辛かった。ブログを書く元気も、夜になって出てきました。それでも、朝起きて、ご飯食べて薬飲んで寝て、お昼に起きて洗濯しながらお昼食べて、昼ドラの「ナツコイ」見て、食器洗ったり、お風呂洗ったりして、薬飲んで寝て、夕方6時頃起きて、クイックルワ○パーで床のホコリを取って、ブログ書いてご飯食べて、ボーっとして、とにかく体がだるいから横になりながらテレビ見たりして。家にいれば最低限の家事はしなくてはならないから、それが出来ない状態になったらダメだけど、喉が痛くても体がだるくても何とか出来ました。多分、昨日は起きている時間の方が、2時間くらい少なかったと思います。それでも寝られるのなら眠って眠って、治したい。

 今日になって、昨日よりは少し良くなった気がします。実家の母親と電話したりする余裕と元気も出てきました。昨日は電話も「調子悪いから寝る」「まだ調子悪いけど大丈夫」とか、そんな感じでしか話せませんでしたから。ただ、食欲はいつものようにあるので、とにかく食べる、寝る、薬飲むの繰り返しで、体を休ませて回復するのを待つしかありませんね。旦那も、夕飯は作らなくて良いと、言ってくれているので、昨日からお言葉に甘えています。

 それにしても、具合が悪くなるたびに思うのは、10年前の自分は、なぜあんなに体力があったのだろう、家事も仕事もこなして、なぜ大丈夫だったのだろう、と不思議なのです。もともとベーチェット病になる因子が自分にあったとしたならば、結局はこうなる運命だったのかもしれませんが、あんなに動いていた自分が信じられません。ただ、風邪を引きやすかったり、喉を痛めやすいのは、昔からあったので、随分と気を付けてはいました。体力的にも決して強くはなかったので、よく睡眠をとったり、夜の飲み会は週に一回とか決めていたりして調整はしていました。しかし今となっては、あの頃の自分が羨ましいです。

 羨ましい、なんて思わずに、今の自分を受け入れて、病気と体とうまく付き合っていくしかないのは分かっているのですが、やはり具合が悪くなると、辛いですね。早く体調を戻して、この夏を乗り切るために、無理をしないで生活していきたいです。そのためにも、今日は、ちょっと良くなってきたけど、あえて何もしないで、我慢する!結構、何もしないのも辛いのですよ。ちょっと良くなると買い物とか掃除とかしたくなりますから。それをあえてせずに、まるで家事放棄のように、何もしないで今日を過ごします!

また寝込んじゃった。

 先週の水曜日に体調を崩して寝込んで、これは回復が早くて、金曜にはもうフラメンコの練習に行けたのですが、土日で旦那が大阪出張でいなかったので、土曜日に暑い中、掃除したり歩いて買い物に行ったり、帰りに夕飯を食べたレストランでワインなんか飲んで、いい気分で酔っ払っちゃたりして、好きなように過ごしていたら、どうも翌日は二日酔い気味。でも旦那も帰ってくるし、洗濯したり、夕飯を作ったりして、平日みたいなリズムで日曜を過ごしていたら、旦那は疲れからか機嫌が悪く、どうも私も何となく体が重い。昨日の月曜に、旦那がお休みを取っていたので、二人でゆっくりと寝ているつもりが、何となく午前9時半には起きだして(充分ゆっくりかな)、そうしたら旦那の携帯に何件もの仕事の留守電が。起きだしたとたんに、電話をかけっぱなし。私はもう起きだした時から、なぜか全身に重りがついたようにだるくて、たまらん。早く朝食を食べて、薬を飲もうと支度している最中も、旦那は電話。とりあえず、朝ごはんを食べて、薬を飲んで、2時間くらいゆっくりしていたらだんだん調子も良くなってきたから、二人でランチブッフェに行きました。その件は、また後日改めて書きたいと思ってます。中々おいしかった。

 しかーし、やはり油断は禁物でした。昨日の寝る前から、どうもいつもの症状が出始めた。鼻の奥から喉にかけてが痛い。いや~な気がして、薬を飲んで寝たけど、やっぱり今朝になったら痛い。そんなにまだひどくないけど、何となく痛い。鼻からシュッシュとステロイドの薬を入れると、痛くてしみる。これはやばいし、体がだるくてダメ。あ~あ、また寝込んでしまいました。しかも先週よりもちょっと症状的には悪いかもしれません。不思議なのですが、意識しているわけではないのですが、来週、東京の主治医が一週間、夏休みです。そういう時に限って、体調が悪くなるような気がします。

 今日は、先週よりも体が言うことをきかないし、しかも眠くて眠くて。本当に、ご飯のとき意外は、ベッドに入ると眠っていました。やはり疲れからきたのか、夏バテも入っているのか。自分では大丈夫と思っていても、体はダメだったのですね。もう少し大切にしてあげないと、精神的に楽しみたいからって、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと、暑い中、動いていると、体が悲鳴を上げるのでしょう。その前に気付いてあげないといけないですよね。調子が良いと思ったら、少し動いてみようと思っているのですが、ほどほどにしないと、夏は暑さから、体力の消耗が激しいです。明日もおとなしく家でゆっくりしていようと思います。

今年の夏は暑くないですか?

 地域によっても違うのかもしれませんが、今年の夏はめっちゃ暑い気がします。去年の夏には富山にいましたが、比べると、今年の方がはるかに暑いように感じます。

 日本海側では、フェーン現象というものがたびたびあり、ものすごく暑くなることがあるのですが、富山で言えば、最近では先週の36度の日など、多分そうなのでしょう。私は東京で生まれ育ち、一度目の結婚で長野に6年住んで、離婚して東京に戻り、現在二度目の結婚で、旦那の転勤で北陸に行き、まず金沢、それから富山に住んでいますが、今まで住んだ土地の中で、富山が一番暑いです。富山といえば、住みやすい県の上位にランキングされると聞いたことがありますが、これは美味しい食べ物があるとか、お水がきれいとか、自然が多いとか、総合的なことで住みやすいのかもしれませんが、夏に関しては、本当に辛いなあ~、と個人的に思っています。冬に関しては、長野に住んだことがありますので(しかも雪が多いところではなく、真冬には非常に気温が下がるところ、最低気温がマイナス10度以下になる地域です)、ここ2年は北陸も冬に雪があまり降りませんので、比較的今のところ大丈夫。ただ、夏が暑い。

 しかし全国的に見ても、毎日のように、今年の最高気温が更新していますし、まだ7月の下旬で、これから8月なのに先が思いやられる状態です。去年の今頃は、私は多分帰省していたと思いますが、7月の終わり頃に帰ってきて、やっと昼間、クーラーを使い始めたくらいだったと記憶しています。それまでは昼寝のときと、夕方に夕食を作り始める頃から夜に寝る時にクーラーをつけていて、基本的に昼間自分ひとりでテレビを見ていたり、ランチを食べるときなどは、部屋の窓を全開にして風の通りを良くして、扇風機で充分だった気がします。今年はもう、7月の上旬に私が帰省している最中から、旦那が夜に寝苦しいからクーラーを付けていたそうなので、私が帰宅した7月15日には、すでに暑くて暑くて昼間からクーラーをガンガンにつけていました。省エネ、環境問題など、いろいろと考えるといけないのかもしれませんが、我慢していると、家の中で熱中症になってしまいそうです。

 クーラーをつけっぱなしで生活していると、体がだるくなるとか、冷えてしまうとか、体調に影響してしまうかもしれませんが、考えてみれば、私が夏に入院していたときには、院内のクーラー設定温度は26度か25度でした。寒いと感じると勝手に部屋の設定温度を26度にしていましたから。それで一日中過ごすわけですから、病院でそうやって冷房を使って体に暑さからくる負担を少なくして、快適に過ごせるようにしているくらいなので、家で冷房を使っていたって、後は寒ければ設定温度を上げるとか、長袖を着て調整するとか(今も私は長袖Tシャツに、薄い綿の長い室内用ズボンを着ています)、我慢しないでクーラーをうまく使って生活した方が良いと思いました。夕方涼しくなった頃に空気の入れ替えのためにも、少しでもクーラーを止めて部屋の窓を開け放してみたり、涼しくなった頃を狙って、歩いて買い物に行ったり、外の空気にも触れてみたりして。もうこの暑さだと、我慢していることが、体に良くないと、私は思いました。

 どうしてこんなに暑くなってしまっているのでしょう。私は詳しいことは分かりません。ただ、日本海側、私のいる富山は暑い。(京都の舞鶴や、岐阜の多治見の方々はもっと暑いから大変ですね。九州も暑いでしょう。)33度以上の暑さに、慣れていない私達夫婦は、すでに夏バテをして、私は一度回復し、旦那はまだ引きずっています。今、大阪の出張から車で帰ってきている途中のようです。夏特有の突然の雷と雨に降られているようなので、気をつけてゆっくり運転をして無事に帰ってくるよう、私は家で待っている次第です。

ひとりの土曜日

 今日明日で、旦那は大阪出張のため、今朝9時半に出掛けて行きました。土曜日に午前8時過ぎに起きることなんてありませんし、もちろん9時半にマンションの一階に下りて行くこともまずありませんので、今日は結構発見したことがありました。

 車で大阪へ向かうため、マンションの下まで見送りに行くと、まず一階の玄関周辺にある植木にホースからお水をあげている人、それから駐車場で子供と車を洗おうとしている人、結構午前中は人々の動きがあるものなのだ、と思いました。いつも旦那と出掛けると言えば、早くても先日金沢に観光に行った午後1時過ぎくらい。いつもなら夕飯をかねて出掛けますので、夕方頃に外出することが多いのです。その頃にマンションの住人に会うことは、ほとんどありません。皆さん分かっているのですね。夏の暑い時期は特に、午前中9時過ぎくらいまでには、外での行動を始めているか終わらせていないと、熱中症にかかってしまうほど暑くなってしまうから。土曜日と言えども、早起きして頑張っているのだなあ、と思いながら、出掛けてゆく旦那を見送りました。

 さて、ひとりの土曜日です。まずは私も今週夏バテして、一度しか出来なかった掃除を、午前中にしました。土曜日は絶対にしないのに、やはり旦那もいないし、一人だし好きなことも出来るし、どうせならきれいな部屋でゆっくりしたですから。ただ、午前中でもものすごい暑さで、掃除が終わったら全身汗だくだく。我慢しないで、一息ついたらすぐにクーラーを入れました。びっくりしたことに、設定温度を29度にしても、充分涼しいのです。ということは、外がそれだけ暑いと言うことですよね。それからこのブログを書いています。

 多分、いつもの通り、夜はひとりだからちょっと不安で寝つきが悪いかもしれません。でもそれまでは、ひとりの土曜日をちょっと楽しみます これから軽くランチして、昼寝。夕方体調が良ければ、歩いて10分位のところにあるデパートに行って、東京の知人に贈り物を手配して、買い物して、ついでにお気に入りのお店でパスタの夕食。(暑いだろうけど、頑張って歩いて行って来ます。)帰ってきたら、今夜は見るテレビ番組が目白押し。松岡君と広末涼子さん主演の「ヤスコとケンジ」にはまっていて毎週楽しみですし、その後はNHKで「韓流!ドラマ徹底解剖」なんて番組もありますし、11:10からはもちろんヨン様の「太王四神記」。さていつお風呂に入ろうか。

 昨日までの気分のからも、やっと立ち直ってきたので、今日はひとりの土曜日を満喫しようと思います。旦那は風邪気味で夏バテ気味の状態で大阪に行ったので、多分明日帰ってきたら、看病でしょう。それまでは、ひとりでゆっくりとして、英気を養おうと思います。

落ち込んだら寝てしまおう!

 昨日はやっと体調も良くなってきて、旦那も夜、懇親会で遅くなると言うことだったので、家事も手抜きをして、ゆっくりと明日の(今日の)フラメンコの練習に備えよう、と思ったら、精神的にいろいろとあり、落ち込んでしまいました。

 その前の日、水曜から、親友が胆石で胆のう炎でもあり入院が決まったことや、義母の友人がガンになってしまったことなどを聞いて、体調が悪い上にちょっと気持ち的にも沈んでいたのですが、さらに昨日になって、実家の母親が10代の頃から、私も生まれた時からお世話になっていたホームドクターが亡くなったと聞きました。今となってはベーチェット病を発症して、もう3年くらいその先生とはお会いしていなかったのですが、家族全員でお世話になっていて、何かあれば夜中でも電話に出てくれる、やさしい先生でした。母親にとっては、青春時代も良く知っていて、若い頃からのお付き合いだったので、大変ショックだったようです。小児科が専門の内科医で、いつも蝶ネクタイをつけていて、最後に母親が会ったときには、握手をして「明日から行ってくるよ」なんて言って、入院したそうです。まさかそれが最後だなんて、思いませんよね。私は富山にいて、東京での先生の葬儀には参列できませんでしたが、母親が今日、行って来たそうです。たくさんの年配の方々が来ていて、出棺の時には「先生さようなら~」と声がかかったそうです。地域の方々に頼りにされた、素晴らしい先生だったことが良く分かります。

 知っている方の病気とか、死について聞いたりすると、とても落ち込みますよね。だからと言って何も出来ませんが、それがまた心の中を重くします。昨日はその上に、電話で、他の件で母親とケンカをしました。これは仕方のないことだったのですが、もう辛い!一時間くらいケンカして、らちも無いことなので電話を切った後の、せつなくて辛い気持ち、ったらありません。こういう日に限って、旦那からの恒例の電話が一回も入りません。ずっとひとりぽっちです。(ちなみに旦那は夜中の12時に帰ってきました。)何とか気持ちを立て直して夕飯を食べようか、なんて思っていたら今度は義母から電話が入り、何てことない話でも、嫌味に聞こえる。また落ち込む。の繰り返し。でも夕飯は食べなくちゃ、とパスタを自分で簡単に作って食べてから、ぼーっとしていると、もう生きているのが、イヤになってくる。何だか、ちっとも良い事が無い気がしてくる。(本当は良いことは、結構あります。こういう時は、ダメです。思い浮かびません)体調が今一歩だから、余計に精神的にもネガティブになってます。そこへ、いろいろと重なったのでしょう。ちょっとしたノートに思っていることを、ドバーっと書いて、遺書めいたことまで記して、泣いてからお風呂に入りました。

 とりあえずお風呂に入ってくると、気分もちょっと変ってきますが、まだ落ち込んだまま。もうこういう時は、寝てしまうのが一番!!自分でも良く知っています。寝られなかったら最悪ですが、風邪薬だの安定剤だの、薬をいろいろ飲んでいるので、多分寝られると思っていました。そこへ午前さまギリギリの旦那が帰ってきて、少し話してから、「寝るね」と言ってベッドに入りました。旦那は「どうしたの?元気ないよ?」なんて言ってくれましたが、こんな時に何を話してもダメだし、夜も遅いし、早く寝て、気分を一新したいと、何も言わないでいました。旦那もお風呂から出て、割とすぐにベッドに入ってきて寝てしまいました。

 さて、やはり「寝てしまおう」効果は絶大です。体調も回復したので、フラメンコの練習にも行かれて、仲間とわいわい話しながら、真剣に練習に取り組んで汗を流し、昨日の落ち込みも回復しました。もちろん事実は変らないのですが、とにかく自分が精神的に落ち込んでしまうと、体調にも響くことが分かっています。出来るだけ、気持ちもコントロールできるように、落ち込んだら変なことを考えずに、「寝てしまう」。これが一番だと改めて思いました。

買い物に行ける幸せ

 昨日、体調が悪くなって、一日中寝たり起きたりして過ごしました。ただ、最低限の家事は出来たので、もしかしてこれ以上は悪くならないかな、とは思っていたのですが、過信せずに、洗濯したら休んで寝て、お昼を作って食べたら、とりあえず洗い物などしてから寝て、夕方6時頃に起きて、簡単にチャーハンなどの夕食を作ったりしました。旦那も早めに帰って来たので、午後8時半頃には夕飯も食べ終わり、ゆっくりしてからお風呂に入って、午後11時過ぎにはベッドに入りました。その間、症状は進んだ様子もなく、とにかく持っている薬を飲んでは寝て、を一日中していた気がします。

 今朝は、旦那が起きなくても良いよ、と言ってくれたので、お言葉に甘えて、午前9時半頃まで寝ていました。起きたらやはり体は重くてだるい。ただ、喉が痛いとか、熱がありそうだとか、そういう症状はなかったので、今日も無理せずにちょっとづつ動いてみようと思いました。具合が悪くなって最低限の家事が出来ないくらいの症状になると、もう病院へ行くために、東京へ帰らなくてはならないのですが、今のところ、それほどではありません。だとすると、私にとってもっとも不安なのが、家の中に食料がなくなってしまうことです。今日は買い物に行くことにして、先ほど、40分くらいの短時間で行ってきました。

 富山は昨日は最高気温が36度以上。私はバテて、クーラーのきいた部屋で寝ていたのですが、夕方になっても暑さはひどく、いったんクーラーを止めて空気の入れ替えをしたついでに、しばらくそのままにしていたのですが、やはり一時間もしないうちに我慢できず、クーラーをつけてしまいました。本当にここのところ暑くて困ってしまいます。今日は多分、30度くらいかもしれませんが、とにかく車で5分かからない所のスーパーへ、買い物に行きました。ぱっと行って買い物をして、具合が悪くなるのなら、きっとダメだろうから、とりあえず少し動いてみる。今日もやはり暑いです。

 最後に入院をした前(約一年半前)、まだ金沢の自宅で我慢して寝込んでいたときに、買い物に行く気力もありませんでした。仕方なく、金沢の耳鼻科に通って点滴を受けたら、少し調子が良くなり、スーパーに行きましたが、買い込んだのはレトルト食品がほとんど。野菜や肉など生鮮食品を買って調理をする元気がなかったのです。それでも家に全く食品がなかったので、レトルトでも嬉しくて食べていたのですが、やはり入院することになり、ベーチェットの症状のほか、検査をしたら栄養失調でした。レトルトばかりで栄養が偏ったのでしょう。しかも便秘で、大変でした。

 それから、ステロイド薬も飲むようになり、コレステロールやら血糖値やらを気にするようになって、さらに便秘などの解消のためにも、野菜やきのこ類、果物、たんぱく質の物など、自分で調理して食べることの大切さを知りました。ですから、自宅の冷蔵庫の中に、野菜や果物、豆腐、納豆、肉などがなくなると、不安になってしまいます。昨日は、簡単でも、家にある物で、お昼は塩焼きそば(キャベツに冷凍ベジタブルとベーコンを炒めた塩味の焼きそば)、夜はチャーハン(ニンジン、玉ねぎ、黄ピーマン、大豆、豚肉、卵をご飯と炒めたもの)と、レタスとトマトのサラダを自分で作って食べました。作れるくらいの体調なら、とりあえず大丈夫。今日はさらに、買い物に行って、たくさん野菜も飲み物も肉も卵もヨーグルトもいろいろと、買ってきました。買い物に行ける気力があるのは、幸せです。このまま今日もゆっくりと過ごして、体調を整えたいと思います。

やっぱりバテた。

 先週の火曜日に東京の実家から、富山の自宅に戻ってきて、連日あまりにも元気でした。しかも富山は真夏日がもう一週間以上も続いていて、暑くて暑くて仕方がないのに。

 気にしてはいました。あまり動き過ぎると、絶対に具合が悪くなる、だからいつものように適度に、手を抜きながら家事をしてゆこうと。それなのに、自宅に戻ってからの翌日は掃除・洗濯、次の日は買い物、金曜はフラメンコ、土曜日は旦那とゆっくりしてしたら、旦那の方がなぜか疲れ気味、日曜は三連休の中日で、旦那と二人で金沢に行こうと決めていたので行ってみたら、ものすごい暑さで、わずか三時間くらいで旦那が疲れて帰ってきて、三連休最後の月曜日は、旦那は完全に夏バテの状態で、ゆっくり起きた後に、私は洗濯や夕食作りをしました。ああ、なんて順調なんだ、旦那より元気だなんて信じられない、と思いながら、昨日も暑い中、自分の夏物の衣服を全て衣装箱から出して、タンスにうつしてから、掃除。昨日もすごく暑かったのです。33度以上。でも40分位で掃除も終えて、この調子なら大丈夫だろう、なんて思っていたら、なぜか日課のお昼寝が30分くらいしか出来ない。う~ん、あやしい。でも夕方には、旦那が偏頭痛で病院へ通っていますので(後日あらためて書こうと思います)、それに付き合って私も一緒に病院へ行き、帰りには二人でラーメンを食べて夕食を済ませました。こんな感じで、自分で調整していたので、大丈夫だろうと思っていたら、夜になってなぜかがっくり ちょっとしたことで旦那とも言い合いになり、怪しいなあ~と思っていたら、やっぱりきました。

 今朝、5時頃にトイレに行きたくて目を覚ましたら、もう体中が痛くて重くてだるくて。あ~あ、やっぱり疲れがたまってしまった、と実感。私は後で、ドーっときます。この一週間、結構動きました。自分で調整していたつもりでも、多分、旦那がなったように、暑さで夏バテ気味なのでしょう。トイレから戻ってもう一度寝て、いつも通りの時間に起床した時には、なんとなく鼻の奥が熱い。ああ、これ以上なったら大変だ。まずは、鼻へシュッシュッと、鼻炎用のスプレー状の薬を入れてから(ステロイドが入っているので、私の場合は風邪でもベーチェットの症状でも軽度なら有効です)、朝食を食べて早速風邪薬。それからとりあえず洗濯をして、しばらくしてからプレドニンをいつもの通りに服用。そして今日はもう寝たり起きたりを決めました。

 せっかく今日は買い物に行こうと決めていたのに、ダメになってしまいました。やっぱり少し動きすぎたのでしょう。危ないな、とは思っていましたが、あまりにも元気なので、嬉しくて、自分で制限しながらも、毎日動いてしまいました。これがまだ涼しい気候なら良かったのかもしれませんが、この暑さ。富山はもう、連日真夏日の、ここ二日くらいは熱帯夜です。家事をしているだけでも、家の中でも熱中症にかかりますから、気をつけてはいました。でも、やっぱり疲れがたまって、バテてしまいました。今日一日ゆっくりして、明日は良くなっていますように。

気を遣うのをやめてみた

 この三連休で、私はあることに挑戦していました。それは、「旦那に気を遣うことをやめてみる」ということ。私は、土日など、休日になって旦那と一緒に過ごしていると、疲れていたのです。どうしてかな、私達合わないのかな、とずっと悩んでいたのですが、どうやらそれは、私が旦那に気を遣っているのではないか、ということが分かったのです。

 先日まで東京の実家に帰省していて、母親に言われて気付きました。「あんた、帰ってくると、使った物とか出しっぱなしにして片付けないでいるけど、旦那と一緒じゃない」そうなのです。実家に帰ると、自分が使ったり、出した物を、そのまま出しっぱなしにして、次の目的に向かって動いていたのです。それはまさしく、自宅での、うちの旦那の行動と一緒。それに対して私は、とにかく出しっぱなしで片付けない旦那に、いつもイライラしていました。しかもそれは、土日など、休日を一緒に過ごしているときに多かったのです。平日は旦那は仕事で昼間いませんから、夜に帰ってきてからの少しの出しっぱなしは我慢できたのです。ところが休日になると、一緒にいる時間が多くなるので、我慢が出来なくなる=イライラが増す、となっていました。

 そしてさらに、休日になるとイライラのうえに、妙に疲れるのです。それを母親に相談すると、「気を遣いすぎじゃないの?」と言われました。え~??そうかなあ?と、よくよく考えてみると、そうかもしれない。なぜって、実家に帰省中の私は、家事をしてくれる母親に全てまかせて、あとは弟の部屋でだらだらとテレビを見たり、雑誌や本を読んだり、好きなことをして過ごしています。これって、自宅での土日もそうすれば良いんじゃないか、と気付きました。土日は、特に家事をしないで過ごすことに決めてはいますが、旦那がいるから、とりあえず間が空けば、「何か飲む?」とか、何かつまむお菓子、とか、さてこれから二人でどうしよう、とか、常に考えていた気がします。そんな私をよそに、旦那は好きなゲームを黙々と何時間もしていたり、眠くなればソファーでガーガー寝てしまいます。そういう態度にもイライラしていました。私はどうすればいいのよ~、なんて。

 考えてみれば、旦那にとっては一週間がんばってやっと来た休日。好きなことをして当たり前です。どこかへ一人で出掛けてしまう趣味と言えば、日曜のスポーツジムくらい。その後、雑務をこなすために会社に行くことが多いですが、後は、土日は一緒にいることが多いです。それなのに一緒にいて疲れてイライラしていたら、この先、結婚生活が続きません。で、気付いたので、この三連休で実践してみました。自分も見たり使ったりした物を出しっぱなし、旦那も出しっぱなし、テーブルの上は物でいっぱい。でも気にしない~。旦那がゲームに何時間も夢中でも、自分も新聞読んだり、生協のカタログ見たりして、ソファーで寝そべって好きなことしてる。何か飲みたくなったら、旦那にも声をかけてみる。気を遣ってあれこれやらない、と、こんな感じに過ごしてみたら、あら、まあ。部屋の中はすごいけど、イライラしないし、疲れないじゃん、と感じました。どうせ休み明けには掃除デーと決めているので、休日に無理に片付けなくても、掃除デーに片付ければ良いのです。

 結婚して丸2年以上。一緒に住んで3年半。やっと旦那とどうやって休日を過ごせばいいのか、分かった気がしました。それにしても、結婚生活(他の事に関してもそうかもしれませんが)は、自分から変えていくものだな、自分が変わっていくものだな、と実感しました。

ちょこっと金沢観光

 昨日、三連休の真ん中の日に、富山から車で約40分、金沢にちょこっとだけ観光に行ってきました!

 実は一年半前まで、金沢市に住んでいた私達夫婦は、旦那は1年4ヶ月、私は8ヶ月で、富山に引越してきました。まさかこんなに早く引越すことになるとは思っていなかったので、金沢で見たところと言えば、兼六園とエムザ、大和、能登半島のヤセの断崖(これは金沢ではないですね)くらいでした。私が東京での仕事をやめて、先に金沢に転勤で来ていた旦那と合流して一緒に住み始めてから8ヶ月、その間に二度入退院をしたので、実質的には半年くらいしか金沢での生活はしていませんでした。しかもほとんど具合が悪かった気がします。同じマンションに住んでいて、やっと友達になった奥さん(と言っても可愛らしくて、私よりもずっと年下ですが、子供さんが一人います)とも、二回くらいしかお茶やランチが出来なかったくらいです。金沢に住んでいれば、いつでも観光できる、なんて思っていたのが間違いでした。

 そこで、昨日は三連休の中日ということもあって、金沢に行こう!と、前から旦那と決めていました。私達夫婦は、私は持病があり、旦那もあまり体が強い方ではないので、無理な計画はせずに、起きたら行こう、くらいにしか思っていなかったのです。ところが起きたらすでに、午前11時過ぎ!あらまあ、と思いつつも、支度をして出発したのが12時半くらい。すでに外はカンカン照りの良い天気!これは暑いぞ~、と思いながら、私はしっかりと日焼け防止のための厚化粧にサングラス、大きなつばの帽子(サングラスと帽子は、先日、東京の三越で買ったものです。さっそく出番でした!)を持って車に乗り込みました。順調に進んで、まずは金沢の21世紀美術館へ行きました。

 しか~し、やはり三連休。観光客なのか、どこからいらしたのか、21世紀美術館は、まず駐車場に車を止めるまでに20分くらい待ち、やっと止めて美術館に入ってチケットを買おうと思ったら、チケット売り場が長蛇の列。こりゃだめだ、とあきらめて、美術館内にあるおしゃれなカフェへ。そこも評判のようなので目的でしたが、何とカフェも待っている人がたくさん!あきらめて、外に出ました。美術館の外側も大変めずらしい近代的なつくりをしていて、せめて外で記念写真を、とデジカメで撮りました。

 さて、まずは腹ごしらえ、の前に、九谷焼の素敵なお店を見つけて入ってみると、本当にしっとりとした雰囲気の店内で、九谷焼の様々な食器から壺から展示してありました。もちろん、買えるのですが、とてもとても私達では買えないお値段の物もあります。でも、とっても素敵でした。思わず。4・5千円のコーヒーカップなら買えるかも、なんて思っちゃうくらい。こういう物をいつか買えるようになりましょうと、二人で言いながらお店を出て、すぐ近くにあった喫茶店に入り、サンドウィッチとオムライス、コーヒーで簡単な食事をしたのでした。

 食後、もう21世紀美術館はあきらめて、併設してある、能楽美術館を見ました。こちらはあまり人がいませんで、ゆっくりと静かな中で見ることが出来ました。しかも館内涼しいですし。本当に、昨日は金沢もものすごく暑かったのです。それからお隣のクラフト工芸のお店を見てから、私達が婚姻届を出した、金沢市役所をバックにして記念撮影。美術館の駐車場に戻り、今度は「ひがし茶屋街」へ向かいました。

 ひがし茶屋街は近くに駐車場が少ないので、少し離れた所に車を止めて歩きました。まあ、暑いこと暑いこと。やっとの思いで茶屋街に着いた時には、私よりも旦那がグロッキー。とりあえず、ひがし茶屋街の通りを歩いて、戻って、自動販売機で飲み物を買って一気に飲んで、休憩所で休んでから、「さあ、帰ろう」とのこと。雰囲気はちゃんとつかめたので良いのですが、やっぱりゆっくり散策するなら、秋だな、と実感しました。レトロなお店や、お土産屋さんもあったのに、中は人がいっぱいで、入らずに帰ってきてしまいました。それでも街の中で記念写真を撮りました。

 本当に3時間半くらいの金沢観光で、はたしてこれは観光になったのか、という感じでしたが、私達夫婦にとっては何だかとっても楽しいちょこっと観光でした。またあらためて涼しくなったら、金沢城にも行こうと決めて、帰途に着きました。こうして少しでも観光的な外出が出来るようになって、嬉しい限りです。旦那も体力があまりないので、ちょうどいい夫婦なのかもしれません。夕食をインドカレー屋さんで食べて、帰って来たのが午後6時半。早いなあ~、と思いながらも、グロッキーな旦那を見ていると可哀想で・・・。日ごろの仕事疲れも出ているのでしょう。でもとても楽しい三連休になりました。感謝です。

昼ドラ「ナツコイ」

 昼のドラマ「ナツコイ」に、はまっています。と言っても、最初の方は見ていなかったので残念なのですが、まさかこんな展開になるとは思わず、で、まさかこんな夫婦間を揺るがすような物語だなんて思ってもみなかったので、これからどうなるのか、今日は予告を見てドキドキしちゃいました。

 ちはるさん主演の「ナツコイ」が、しばらく前の新聞についてくる週間ダイジェスト版みたいな番組表に紹介されていて、見てみようと思ったのは、主人公の女性が年代的にちょっと(う~ん、私の方がだいぶ上かな)近いのと、主婦で子供もいて、やさしい旦那様がいて、普通の生活をしていたのに、昔の彼氏と子供を通じて再会してしまって、さてどうなるか・・・みたいなストーリーだったので、興味をもちました。人間って、ドラマに自分を重ねるか、または全く違う物語に憧れるか、興味を持つか、もしくは好きな俳優が出演していたりと、そのあたりで「見たい」と思いますよね。特に昼ドラに関しては、かなり愛憎ドロドロだったり、さわやか家族愛だったり、自分の過去を少しでも重ねるか、あるいはこんなことなさそうだけど、あったらすごいなという興味のような憧れが含まれていたり、そんな部分で世の奥様方(女性陣)を引張るような気がします。

 今回の「ナツコイ」は、多分、結構、見ている若い主婦の方、多いのではないでしょうか。しかも、旦那様役に尾美としのりさん、昔の彼役は私は知らない俳優さんなのですが、前川泰之さん、このひとが格好良い!ああ~、これは~、旦那は旦那としてはいいけど、どうなのよ~、元彼が格好良すぎるよ~、と思っちゃいます。あ、ちょっと調べてみたら、米倉涼子さん主演のドラマ「けものみち」で、「黒川」という男の役をしていたのが、元彼役の前川さんでした。全然違うタイプの役だから分かりませんでした。それにしても、こんなことはないだろうけど、立場的にちょっと重ねて見てしまう女性は、私だけではないと思います。私は子供もいませんし、元彼は多分、東京だし、元旦那は長野だし、会うことはまずないし、会ってもドラマの二人のように、また惹かれあう、ということは100%ないでしょう。こういうことは、想いが残っているから起きるのですからね。100%ないことだから、見ちゃうのかもしれません。

 結末はどんなふうになるのでしょう。子供達の初恋も絡んでいるので、そのへんもどうなるのか気になります。だって、子供達が仲良ければ、親同士も顔を合わせることになりますし。来週は出来るだけ見なくちゃ!楽しみです!

旦那の良いところ

 うちの旦那は手がかかります。日常生活に関しては、とてもとても大変。脱いだ物はそのまま、出したものは出しっぱなし、納豆を食べたら糸を引きながら他のおかずへ(家でだけです)、ひき肉料理は床までこぼす、家事はいっさい苦手(私も好きではありませんが、専業主婦なのでしています)、料理は出来ません。お出かけするときに、着ていく服まで私がアドバイスしないと、冬物夏物の区別もつきません。ただ、私が病院の検査や、入院などしていると、何とか自分で洗濯掃除をしているようなので、それくらいは追い込まれればするのでしょう。神経質な私は、一緒にいるとイライラすることが多いのです。(最近はイライラするのは自分にとって良くないので、見ないように気にしないようにしようと、心に決めました。いつまでもつか・・・。)

 私もたくさん悪いところがありますから、人のことは言えないのですが、どうしても一緒に住んでいると、相手の悪いところばかりが目に付きますよね。しかし、手のかかる大変な旦那にも、良いところがあります。良いところを見つける(感じる)と、私はしっかりと覚えておけるように、意識の中で確認して、相手にも伝えますし、自分の母親にも電話で話したりします。そうすることで、人間は完璧じゃないし、旦那も良いところがあると、再確認できるのです。

 昨日はまさに、そんなことがあった一日でした。昼間、旦那の母(私にとっては義理の母親です)と電話で話したことが、私の心の中で引っかかっていて、そのことについて旦那に相談しようと思っていました。昨日は疲れたようで、夜の8時半過ぎには帰宅して、一緒に夕飯を食べ始めた直後、「で、どうしたの?」と旦那のほうから言い出しました。(昼間、電話で義理の母親と話したことで相談したいと、伝えてありました)うちの旦那も機嫌が悪いときに話すと、思わぬ展開になってしまうことがあるのですが、昨日は相談事に関して、スパッと結論を出し、「お前はそんなことまで気を使わなくて、考えなくていい。オレが言うから。」で解決しました。そうなんです。一番難しい、嫁姑問題が絡んでいたのですねえ。

 うちは別に嫁姑問題は、特にないのですが、義母も働いていて疲れているときもあり、ご機嫌が悪いときがあります。そこへ、私のような能天気な人間が話すことが、イヤに感じることもあるでしょう。結構、嫁と姑の問題に、旦那が入ってくれずに大変な思いをする嫁さんが多いと思うのです。ところが、うちの旦那は必ずと言っていいほど、間に入って、嫁姑間が悪くならないように尽力するのです。これは、不思議です。旦那にとってお母さんがとても大切であることは良くわかっています。そういう母親と私が仲良くして欲しいと言う願いからだと思います。昨日、はっきりと感じました。この人は、本当に手のかかる大変な夫だけど、嫁姑間の問題に関しては、出来るだけ私に負担がかからないように、仲良くできるようにまとめてくれると。

 そこで、旦那の良いところを考え、3つ思いつきました。まず一つは上記の嫁姑問題を解決してくれる。二つ目は、よく働く。三つ目は、明るい。これらは順位はつけられません。どれも大切な良いところです。まあ、これだけ思いつけば良いか、なんて、自分で納得し、後は私自身が、どれだけ寛大に旦那のだらしない生活態度にイライラしないようになれるか、だなと思いました。

夏の掃除は暑い!!

 約10日間の実家への帰省を終え、富山の自宅に帰ってきた私を待っているのは、まず掃除!メガネやコンタクトをしないと、回りがよ~く見えないので、帰って来た当日は、ささっと床だけホコリを取る程度にして、我慢。帰ってきてすぐに、あれこれ動いて、疲れが出て、数日後に東京の病院へ・・・なんてことが過去にあったので、とにかく帰宅したら当日はあまり動かない。そして、翌日、久しぶりに掃除機でのお掃除です。

 いやあ~、それにしても、夏の掃除は暑い!!たまらん!!クーラーいれて掃除したいくらいですね。全部の部屋の窓をあけて、いつものように掃除をしたのですが、汗が全身ダラダラ。 まるで、運動でもしたくらいの汗の量で、多分、いつもの掃除より疲れているのでしょうね。用心しながら、とりあえず今日は洗濯と掃除と荷物整理だけ。それだけに決めて、お昼前には終わらせて、昼ごはんを食べようと思っても、お腹は空いてるはずなのに、なんとなく食べたい気がしない。やっぱ、暑さで夏バテ気味かも。なので、無理やりでも食べなければ、と思い、冷凍ご飯をレンジでチンして、それに納豆と麦茶、デザートにプリンを食べました。掃除して、大量の汗をかいて疲れているはずなのに、食欲がないのが、危ない!とりあえず、食べる。それから、いつも通り昼のドラマを見て、早々にお昼寝をしました。

 本当に夏の間の掃除って、大変ですよね。あんまり無理して長い間続けていると、それこそ熱中症にでもかかりそうなので、短時間でさっと掃除。仕方ないから、気になるところは、何日間かに分けて掃除するとか、工夫しないと、さすがに専業主婦でも参ってしまいます。ただ、気温としては、多分、富山も東京もさほど変わりがなく、もしかして東京のほうが最高気温が低いかもしれないけど、うちのマンションは風が通るのでしょうか。本当に昼間からガンガンにクーラーをきかせるのは、まだ早い気がしました。(昼寝のときはさすがにかけましたが)後は夜、旦那が帰ってくると、やっぱり一人と二人では、室温も変ってくるのでしょう。とたんに暑くなるので、夜はクーラーを入れます。まだ梅雨明けのニュースもありませんが、すでの夏の気候。しかしこれからが、夏本番。その前に、夏バテにならないように気をつけなければいけませんね。

セールで買ってしまった

 今日、日本橋の三越に、母親と一緒に行ってきました。月曜日なので、セール中とは言え人も少ないだろうと予想したとおり、ゆっくりと見ることができ、土日では並ばないと絶対に入れない、2階にある「カフェ・ウィーン」でランチまで食べることが出来ました。

 さて、ランチを挟んで、私にしてはめずらしく、3時間以上デパートにいました。やはり途中で休むと、いられるものですね。しかも人も少なかったので、人混みで疲れることも少なかったのでしょう。いろいろと買いたい物があり、いつもは何かしら買い残してしまうのですが、今回は「もし買えたら買おう」と思っていた物まで、買ってしまいました。それが、「サングラス」と「帽子」です!

 サングラスは、すでに2つ持っています。一つは4年前くらいに買ってもらった、アナ・スイのお気に入りの、ちょっとお高めの物。(4万円弱。まだ結婚前に旦那に三越で買ってもらいました)二つ目は、一昨年、もっと気楽に普段付けられるように、富山の眼鏡店で一万円の物が、セールで6千円。これも旦那に買ってもらい、それは主に日頃、車を運転するときなどや買い物の時や、気軽に遊びに行くときなどに使っていました。しかし、去年あたりから、ちょっと丸めの大きめのサングラスが流行っているではないですか!欲しかったのです。でも、もう二つもサングラスを持っているし、そんなに持っててどうするんだ~、と自分に言い聞かせてはいたのですが、今日、三越に着くなり母親と向かったのは、サングラス売り場。ちょうど一階なのです。そして、そう、見つけてしまいました!セールで30%オフになっているマーク・ジェイコブスの関連(?お安めのマーク・ジェイコブスの物らしい)のサングラス。これが付けてみたら、母親が「似合う」と一言。フレームの色を決めて、速攻買ってしまいました。それをクリーニングしてもらってる間に、なんとお隣にある帽子売り場へ。

 私、帽子が大好きなのです。いろいろと普段かぶる物はあるのですが、ちょっとお出かけとか、リゾートとか、ワンピースとかで、夏にかぶる、つばの大きめの帽子が欲しかったのです。一つ二つ、帽子売り場でかぶっていたら、良いのがあるじゃないですか~。ああ、まるでオードリー・ヘップバーンが映画でかぶっていた帽子の、もっとお安めの感じの、黒い麦わらっぽい帽子。つばが大きく、ちょっとエレガント(?私がかぶると、あやしい女)な、リボンがついた素敵な帽子を・・・買ってしまいました。

 欲しかったとはいえ、勢いで買ってしまいました。この二つはもし良いのがあれば・・・なんて思っていたのに・・・。ああ、嬉しかった。これで今回の帰省に関しては思い残すことなしです。

だらだらデー

 東京の実家に帰省して、今日で一週間。昨日までは、一日一つの用事がありました。病院へ行ったり、お食事会があったり、祖父母の家へ行ったり、美容院へ行ったり。今日は、な~んにも予定がない日です。

 いつもなら病院のために帰省すると、だいたい一日おきに予定を入れていくのですが、今回は、遠くへ行くことや長い時間の用事はありませんでしたが、試しに毎日少しずつの予定を、月~土まで入れてみました。そうしたら、疲れるけど、よく眠れる。実家に帰ると、いつも寝付きが悪く、特に夏はクーラーの位置や扇風機の音などが気になって、なかなか眠れなかったりするのですが、やはり予定が入っていて体が疲れていると眠れるものですね。後は、余計なことは考えない、気にしない、というのも必要ですけど。

 日頃している家事は、母親が全てしてくれていますから、私は病院の検査を無事に終えたら、あとは体の負担にならない程度に、外出の予定を入れて、ストレス発散と、楽しい時間を過ごすのです。今回もたっぷりとその時間を頂きました。そして今日の日曜は、だらだらと過ごすために、何も予定を入れませんでした。さすがにもう、今日は体を休めないと、後でどっか~んと疲れが出て、富山の自宅に帰れない、なんてことになったら、旦那がものすごく怒ると思いますから。そのかわり、本来なら今週の水曜に帰る予定を、一日早めました。

 毎日少しでも予定を入れて体を動かしたからか、普段は歩くことが少ないのに、股関節や足が、重い感じのだるさがあります。体調にもよるのでしょうけど、富山に帰ったら、少しずつウォーキングを練習します。股関節痛はもしかして、ベーチェット病の関節痛かもしれないので、そういうときは無理せずに休みながら。そして、だらだらと一日休む時間もしっかりと作って、動ごける時は動いて、メリハリつけて生活してみます。(今までもそうしてきたつもりですが)

 明日は母親と、セール中の三越へ行ってみる予定です。お目当ての品物が買えるでしょうか。そして明後日はいよいよ自宅へ帰ります。が、また1ヶ月しないうちに、お盆休みで帰省の予定なんですけど。

 

病気だって、恋をする

 ひとづてに聞いたのですが、同じ病気(膠原病)の方(女性)で、結婚もしていて、年は30代後半の方でしたが、しばらく前に離婚されて、新しい恋人と一緒になった、という話しを聞きました。その方は、私よりも症状としては重く、何度か生死をさまよったこともあったようです。家庭の事情など、様々な問題もあったようで、そういう事を一つずつ、旦那様と乗り越えてこられたのだろうと、私は思っていました。

 膠原病の方で身体的に病状が出るのは、体力的な問題と、精神的な問題と、どちらが原因になっているか分からない事もあるようです。(他の病気でも同じ事があるとは思います)要するに、ストレスがたまると身体的な症状として出てくる場合があるのですね。その時にはすでに、眠れないとか、食べられないとか、精神的な悩みが原因でそういう状況に陥っているのですけど。私の場合は、今の旦那と結婚を前提に同居を始めて、生活のリズムが変わり、環境も変わり、仕事と家事の両立が体力的に無理だったのと、やはり精神的に、旦那に対して遠慮をしていたり、我慢をしていたこともあったのでしょう。同居を始めて1ヶ月半くらいで発病しました。いろいろな原因が重なっていたとは思いますが、その後、仕事を辞めて結婚して北陸に引っ越し、専業主婦になってからも二度、入院をして症状が重くなりましたので、やはり結婚したから=幸せ、で、精神的に落ち着くとは限らず、それこそ病気と共存しながら、旦那ともどう共存していくか、が一番の課題なのかもしれません。夫婦間の問題というのは、結構なストレスになります。

 前述した女性に何があったのか、私には詳しいことは分かりません。ただ、生死をさまようような体験を何度かして、難病と言われている病気を持ち、落ち込む時は、もうお先真っ暗、くらいの落ち込み方を多分します(私でさえ、そうですから)。もちろん、症状として重い状況であれば、まず病気の方を落ち着かせることが一番です。しかし、人間は、何か精神的な支えというか、エネルギーになることがないと、前を向いて生きていけないと思うのです。何でもいいのです。好きな趣味でも、仕事でも。病気を持っていても(病気でなくても)、生きていこう、という何かがないと、落ち込んだときに立ち上がれません。それが「恋」や「愛」だったら、それこそものすごいエネルギーになると、私は思います。お先真っ暗でなく、恋をしたことで、人を好きになったことで、病気を落ち着かせながら、この人と一緒にいたい、という気持ちに、前述の女性がなったとしたら、それはそれで良かったと思いました。(私は離婚を応援しているわけではありません。自分が離婚経験者で、こんなに辛いことは無いと言うことを知っていますので)しかし、破滅的でないことを祈りたいです。病気を持っているから、いつどうなるか分からないから、突っ走って後悔のない生き方をする、ではなく、身体的にも精神的にも落ち着いた幸せのための再出発であってほしいです。何気なく、自分自身にも言い聞かせていたりして・・・・。

神楽坂って素敵な街!

 昨日は、OL時代の女性先輩お二人と、神楽坂のお店に、食事に行きました。先輩のお一人が予約してくださっていたのですが、私は東京で生まれ育ったとは言え、神楽坂は一度も行ったことがありませんでした。

 夕方6時過ぎに飯田橋の駅で待ち合わせをして、改札を出て、神楽坂下から本当に坂があるんですね。長~い登坂をぐんぐん登って歩いていくのですが、時間的なものもあったのか、若い人達がいっぱい!両端の歩道には、びっちりと様々なお店が並んでいます。レストランやカフェの他に、雑貨屋さんや有名な肉まん(?)屋さんなど。一度では分からないくらいのお店の数。歩道は下ってくる人と登っていく人でいっぱいです。主に若い人達だった気がします。近くに大学があるらしいですね。歩きながら、ちょっと横の道(路地)を見てみると、奥はひっそりとした雰囲気で、所々に料亭やレストランらしきお店の、ぼんぼり(提灯?)や奥ゆかしい看板が出ていたり。路地に入ってしまうと、道が分からなくなってしまうほど入りくんでいるようです。

 さて、私たちは予約をしてくださった先輩の後にくっついて歩いて、横に曲がって「おお~、一歩入るとなんて静かな雰囲気の街だろう」と思っていると、古いアパートがあり、その横の奥におしゃれなレストランが何件か入ったビルがありました。そのうちの一つのイタリアンです。素敵なお店で、知る人ぞ知る、みたいなお店。私たちは女性3人で、残してしまうほどの量で、本当にお店の方には申し訳なかったのですが、美味しいお食事とお酒と、楽しいお話で、約3時間があっという間に過ぎてしまいました。いつもいつも先輩方お二人には感謝しています。私の東京への帰省予定に合わせてくださって、会ってくださって、たくさん話を聞いてくださって、そんな先輩に出逢えたこと、本当に神様に感謝です。

 それにしても、神楽坂という街が、とても素敵で気に入ってしまいました。先輩方との食事後、家に帰ってきて旦那と電話して「私、将来は神楽坂に住みたいわ~」と言ったら、「ケロちゃん(私のことです)、出来ることと出来ないことがあるんだよ」と言われてしまいました。やっぱりそうですよね。住めないよなあ~、やっぱ。でも素敵。旦那は神楽坂には行ったことがないと行っていましたので、今度一緒に行こうね、と約束しました。

新ドラマ、どれが良いかしら

 今、クールは、以外と早めに連続ドラマがスタートしていますよね。特番が少なかった気がします。その分、新ドラマの番組宣伝があまりされないうちに、始まっていたような感じですが、結構、気になるドラマ、あります。

 しかーし、富山では、アンテナを付けるか、ケーブルテレビに入るとかしないと、残念ながらテレビ朝日系の番組が見られません。で、もちろん、関東圏で見られるテレビ東京も見られないので、東京の実家に帰ってくるといろいろな番組があって、その数の多さに改めて驚きます。これが衛生やBSの契約、ハイビジョンになるとさらに増えるのですから、制作する方も大変ですね。と、視聴者側としては嬉しいですが、逆にそんなにあっても見るのかな、とも思ったりして。

 今、東京の実家に帰省中ですので、テレビ朝日の新ドラマを見て、これは面白そうだ、と言うのがありました。まずは、内野聖陽さん主演の「ゴンゾウ」。一回目の再放送がすでにありまして見てみたら、なかなか面白かったです。今日から始まる「四つの嘘」は永作博美さん、寺島しのぶさん、羽田美智子さん、高島礼子さんが出演。なんか出演者だけでも面白そう。ただ、富山に帰ったら多分リアルタイムでは見られませんので、それが残念。見られるとしたら、例えば土曜の午後などに、他のチャンネル系で放送してくれれば。今、富山では、土曜の午後に「相棒」が放送中です。いつのクールのものだか分かりませんが、きっとごく最近のクールのものでしょう。

 さて、富山県でも一回目の放送を見て、今後が楽しみだったのが、「魔王」。これは嵐の大野君と、今大人気のジャニーズJrの生田斗真君主演のドラマ。私は個人的に大野君が主演というのが気になって見てみてみましたら、大野君の役柄は復讐をする弁護士役ではないですか。あんなに可愛い顔をしているのに、だからこそ怖い役柄が似合う!これは今後も見なくては、と思っています。

 昼ドラマに関しては、帰省してから、病院だの何だのと忙しく、この3日間見ていないのですが、まだ始まったばかりですから、どうしようか迷っています。「白と黒」にするか、「ナツコイ」にするか。「ナツコイ」の方は、子供もいる幸せな普通の主婦が、昔の彼氏と再会して、その彼の奥さんが亡くなっていて、子供同士の初恋と、大人の昔の関係が絡んでくると言う、なかなか気になるストーリー。どうしましょうか。とりあえず今のところ、両方見ながら決めていきましょう。

 だんだんと今回の帰省の予定も終わりに近づいてきました。実家に戻ると、ストレス発散とか気分転換とか主婦をお休みとか出来る反面、何となく、3・4日してくると、そろそろ良いか、自宅で自分の生活リズムに戻しても、なんて気になってくるから不思議です。まあ、今回はあまりストレスもたまっていなかったのでしょうか。ただ、行き来に時間がかかるので、一度帰省したら一週間はいないともったいない気がします。ですから今回も来週の火曜か水曜に富山に戻る予定です。

弟のトラウマ

 私には4歳年下の弟がいて、姉弟そろってバツ1。弟は離婚後実家に帰ってきて、結婚前の生活に戻ってからすでに約3年。一時は私がいたころもあったので、二人の子供が結婚して離婚して、そろって実家に戻り、子供のころのように家族4人の時期がありました。ただ、離婚というのは、どんな理由にせよ、非常に精神的に情緒不安定になりますので、例え実家にもどって結婚前の生活と変わらなくなったにせよ、気持ちとして落ち着くには、多分2年くらいはかかると思います。弟も当初は、仕事がお休みの日には、昼間は寝ていて、夜になると外出して遊びに行ったりして、夜中の2時・3時に帰ってきたりしていました。それがだんだんとなくなってきて、休みの日には家族で夕食を食べて、わいわいと話したりしながら、飲んだり食べたり出来るようになるには、やはり2年くらいはかかったでしょうか。仕事が忙しいので、休みの日に夜中まで外出している体力も、もしかして続かなくなったのかもしれませんが。

 今ではすっかり弟も実家に居着いてしまって、結婚生活の3年は本当にあったのか、というほど快適に過ごしているようです。私自身も感じるのですが、離婚後、前の結婚生活を忘れられるのは、結婚生活の長さと同じ期間を過ぎた頃からでしょう。弟もそうだと感じます。でも心の中には、どうしても忘れられない事が、トラウマとして残ってしまうこともあります。私は離婚の直接のきっかけが、元夫に恋人が出来たことでしたので、今の旦那の女性関係はものすごく気になってしまいます。本来はさほど気にならないタイプだったのですが、信じられなくなってしまったのでしょう。弟にとってのトラウマは「布団」のようです。

 弟は実家に戻ってきてから、ずーーーーーっと、夏冬同じ暑さの「羽毛布団」を使っています。帰省するたびに不思議なのですが、この暑い今も、これからの夏も、弟は冬用の厚みのある羽毛布団を掛けて、ガンガンにクーラーをきかせて寝るそうです。母親曰く「結婚生活の間、冬に寒い思いをしたから、それが忘れられないんじゃないの?」とのとこ。弟は結婚してから1年弱で、すでに家庭内別居状態だったようです。当然、寝室も別。冬に自分用の厚手の毛布がなくて、こたつに足をつっこんで、薄手の毛布にくるまって寝ていたようです。その時の寒さが、どうもトラウマになっているのではないか、と言うのです。弟も毛布くらい買えば良かったのに、きっと言い出せなかったのでしょう。弟の嫁さんは、私たち家族にとっては大変良い嫁でしたので、二人が離婚してしまったのは、とても残念でした。どんなに家族が残念に思っても、当人同士がダメなら仕方なし。そう考えると、結婚はお互いの家族も関係してくるものではあっても、やはり最終的には当人同士が、お互いを思う気持ちがなくなってしまったらダメなのです。

 弟はきっと、実家に帰ってきて、自分用の温かい羽毛布団がとても気に入ったのでしょう。本人は分かっていないかもしれませんが、夏も冬も厚手の羽毛布団にくるまって、すやすやと、時にはものすごいいびきをかきながら、安心して眠っている姿を見ると、やっぱりトラウマかもしれないな、なんて、帰省するたびに思うのでした。

華麗なる義母

 うちの旦那の母、いわゆる私にとっての義母ですが、いつも綺麗です。身長が164㎝スラリとした体型で、パンツスーツもスカート姿もどちらも似合います。身長は私の方が3㎝低く、体格も私の方が太っていますが、だいたい義母が着て着れる、もしくは大きめの洋服は、私も着られるため、義母は自分で試着した洋服を、私に買って富山の自宅に送ってくれることもあります。さらに、義母が着ない服や着なくなった服も、た~くさん頂きました。私は頂くと嬉しくて、着ます。趣味が合わないとか、体格が合わないとか、性格的にイヤだ、と言う方はダメなのでしょうが、もちろん私が着たことのない色やデザインも、頂き物なら挑戦できるとばかりに、ありがたくもらって着てしまいます。

 私に洋服を買ってくださったりするくらいですから、義母はとてもおしゃれ。化粧品もアクセサリーも靴も洋服も、センスがあります。はっきり言って美人な方なので、さらに身長が高めでヒールの靴をはいていたら170㎝くらいで、ロングヘアをきれいにカールさせて、今年の流行を取り入れた服装で歩いていたら、目立ちます。まさに、今日がそうでした。 

 たまたま用事があって、私の実家のマンションまで、自家用車に乗っていらした義母。仕事をしていますが、今日の午後は仕事がなかったらしく、うちの実家のマンションのむこうがわに真っ赤な車を止めていて、まずはその目立つ真っ赤な自家用車が目に入り、「おお~、車だ~」と思っていたら、こちら側に義母が立って待っていました。「おお~、まさしくあの車に合う、華麗なる義母だ」と心の中で思いながら、近づいていきました。今日の服装は、今年流行の黒。七分袖のさらりとした長めのカーディガンに、サブリナパンツよりちょい長めのパンツ。パンツの裾にはリボンのようなアクセント。上半身のカーディガンの中に着ているのも、ちょっとスケ感のあるラメッぽい感じのセーター。全体が黒色で統一されている、今年流行のスタイル。お化粧もアイシャドーにゴールド。多分、車の中に置いてきたバッグは、ゴールドとか白とかでしょう。迫力です。ちょっとした用事でしたので、立ち話ですんでしまいましたが、いつものようにまた洋服を頂いてしまいました。

 私が洋服や化粧品、アクセサリーなどに興味を持つようになったのは、義母の影響が多大にあります。今の旦那とは、ちょうど離婚後8ヶ月後に知り合い、つきあい始め、その半年後に義母にお会いしたのですが、義母は結構はっきりものを言うタイプ。私が着ている物も付けている物についても、似合わなければ似合わないと言います。そのかわり、これがいいとか、似合いそうだとか、アドバイスしてくれたり、デパートのカタログなどくれます。そんなこんなお付き合いしているうちに、やはり自分もファッションなどに、かなり興味を持つようになりました。せっかく女性に生まれてきたのですから、体調が良いときは、おしゃれをして外出もしたいです。これからも義母を手本に、なにげなく横目で見ながら、おしゃれ修行を続けていきます。

CTとエコー検査

 今日は定例の病院。いつもなら問診と診察・血液検査なのですが、今日はちょっと気になる症状を聞いてみたら、なんとCTを撮ろうということになりました。それは、最近、寝起きなど、時々胃が痛くなる、母親が一年半前に胆石の手術をした、という話をしたのです。本来ならエコー検査をするのが良いそうですが、朝食を午前10に食べてしまっていたので、CTにしようと検査をしました。始めて、あの輪の中に入って、ちょっと緊張しましたが、「はい、息をすって~、止めて」なんて何回かしているうちに、眠くなってきちゃいました。検査が終わって、待合い室で待っていると、診察室に再度呼ばれて入りました。さて、そこでびっくり!「なんか石がありそうなんだよね~」と先生。「ええ~!?」と私。エコー撮れるなら撮ろう、ということになって、すでに朝食から4時間は経過していたので、撮ることになりました。

 うっそだ~、まじ~!?と心の中で思いながら、今度はエコー検査室へ。なんと、担当の男性技師の方は、杉浦太陽さん似のイケメン。あれまあ~、なんてお若い。エコーも始めての経験で、あっちこっち、ぶにゅぶにゅしたゼリー状の物が付いた取っ手のような物で「はい、吸ってください。止めて。」と、何回もしました。時々話しながら、彼がまだ27歳だということ、5年前からこの病院にいることなど聞きました。一度もエコー検査をしたことがなかったので、会わなかったのでしょう。結構、時間がかかった気がします。15分くらい?もう少しかな。

 さて、エコー検査が終わり、また診察室に呼ばれ、入っていった時に先生に「イケメンの若い男の人が担当だったよ」と言ったら、「そうかあ、若いのがいいか?」と言われたので、「いや、うちは旦那が若いし、結構いい男だから」な~んて、ちょっと旦那をほめてみたりして。それよりも結果ですが、結局、CTで撮ったときは、石らしきものが映っていたらしいのですが、エコーでは映っていないとのこと。なので、、経過観察ということになりました。そこへ、先ほどのエコー担当のイケメン技師が登場!「すみません、書き忘れたことが」と、エコーの写真が入った書類を持って診察室のカーテンのむこうがわへ。あらあら、何かしら、と先生と二人で待っていると、「すみません」と書類を先生へ。「ああ~、脂肪肝?」はああ???イケメン技師の若者は、私の脂肪肝を書き忘れていたらしいです。脂肪肝、へええ??先生「ああ、そう言えば、そうだなあ。出来そこないのフォアグラって感じだ」とのこと。ガ~ン。すごいショックでした。

 胆石に関しては、とりあえず良いとしても、脂肪肝とは・・・。これ以上、食事療法は無理。もう平日は野菜を中心としたヘルシーな食事。休日だけ、食べたいものを食べてはいますが、基本的に腹八分目。ということは、後は運動。体に負担がかからない程度に、少しずつウォーキングを始めようかと計画中です。これからは夏なので、気を付けながら体力を付けることもかねて、フラメンコの他に歩いてみようと思います。ああ。それにしてもショックでした。脂肪肝。こんなに食事に気を付けているのに・・・・。

東京は警察官がいっぱい

 明日からの洞爺湖サミットのために、東京でも警察官がたくさん巡回しているとは、ニュースなどで聞いてはいましたが、その通り!警察官、いっぱいでした。新幹線の中も、巡回していましたが、駅の中にもたくさん立っていましたし、駅の外にもたくさん。何事もなくサミットが終わってくれることを願うばかりです。

 明日は定例の病院での検査ですが、どうやら地下鉄の駅も警察官もさくさんいると聞いているので、きっとそうでしょう。明日、東京の天気はくもり後だか時々か雨のようで、気温も今日よりは3度以上は下がるようで予想最高気温が27度。天気はいまいちでも、気温が30度下なら少しは過ごしやすいかも。病院へ行くのに、寒かったり暑かったり、風がピューピュー吹いていたり、私はそういうことが多いので、いつも心で明日こそは穏やかな天気であるようにと、病院へ行く前日に思っています。

 ここ数日暑くて、ちょっと動いただけでも汗だくだく。調子が良いと思って、昨日は旦那と二人で富山のおいしいお好み焼きを、夕方から市電に乗って食べに行きましたが、わずか一時間半くらいの外出でも、帰ってきたら何となくだるくて、旦那は一眠り。私は帰省の準備もあって気力で動いていたら、夜にはガックリ。午前1時にベッドに入ったら、あっという間に寝付いてしまいました。今日も出てくるときの富山は、多分東京よりも暑かったでしょう。旦那に駅まで送ってもらって、特急に乗ってから、新幹線に乗り換え、約4時間後に実家に着いて一段落したら、ガックリ。重い荷物を持って、乗り換えが一回とはいえ、やはり暑くて疲れたようです。さすがに実家に着いてから、しばらくして30分ほど横になって眠ってしまいました。ベーチェット病は寒い地域での発症率が高いようですが、私は5回の入退院のうち、夏の時期が2回、秋1回、冬1回で、暑い方が苦手です。これからが梅雨が明けて、夏本番です。今年は最後の入院から2年目。うまく体調をコントロールして乗り切りたいと思っています。

恒例の帰省です

 明後日の日曜から、東京の実家へ帰省します。恒例の、病院での検査のための帰省となります。

 それにしても、富山は昨日から30度以上の夏日となり、本当に暑い!急に夏になったようで、今までの部屋着でいるとなんだか暑いのです。靴下に長い綿素材のパンツに、長袖Tシャツでしたが、あまりに体が熱いので、熱でもあるのかと計ってみても平熱。そうか!厚着で自分が暑いのだ!と気付き、今日はさすがに裸足にハーフパンツ、半袖Tシャツにしてみたら、快適でした。(当たり前ですね)どうも病気になってから、「冷え」に対する恐怖心から、厚着をするくせがついています。体を過保護にしすぎるのもいけないと思い、最近は外出するときに、一応薄手の羽織る物を持ってはいますが、おもいきって少し首まわりがあいた服や、スカートにも挑戦しています。

 さて、いつも東京に帰省する際に悩むのが、もって行く洋服。今回も実家の母ちゃんに電話で、東京の気候の様子を聞いてはみても、ここ2・3日でいきなり気温が上がったりして、結局どうしてよいか分からないから、とりあえず半袖の洋服に、上着を持っていくしかないと結論。そんなときに限って、いきなり梅雨寒になったりして、困るのですが・・。こんなに洋服に困るという事は、病院以外にも、外出の予定があるからなんですけどね。

 今回は会社時代の先輩方に会うほか、もう一つ夜ご飯を食べる予定が入っています。病院へ行くのに帰省したときには、友人に会ったり先輩に会ったり、母親と買い物やランチに行ったり、普段、富山で知り合いの少ない私が出来ないことを、してきます。富山に住んで1年半になりますので、旦那の仕事関係で、とても素敵なお姉さまと知り合いになれたり、お隣に住んでいる奥さんとランチをしたり、フラメンコの教室で一緒の皆さんとランチしたり、少しずつ知り合いも出来てはきました。それでも一人でいる時間が圧倒的に多いので、東京に帰ったときには、ストレス発散ですね。基本的にいつも回りに家族がいて、会いたい友人と予定を組んで、食べて話して、気分転換します。旦那には申し訳ないのですが、私にとっては、病院へ行くのと同じように、実家の家族と一緒の時間や友人と会う時間が大切です。明後日のブログからしばらくは、東京です。

膠原病の闘病記

 元宝塚の男役トップスターで、現在女優として活躍している、安奈淳さんの膠原病闘病記、「安奈淳、膠原病と闘う」と読みました。

安奈淳、膠原病と闘う―生まれ変わった私 Book 安奈淳、膠原病と闘う―生まれ変わった私

著者:安奈 淳
販売元:法研
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 私は宝塚ファンでしたが、安奈淳さんの舞台は見たことがありません。小学生の頃、友人が熱狂的な宝塚ファンで、特に「ベルサイユのバラ」が好きで、部屋にポスターを飾ってあったのですが、多分、その頃のポスターに、オスカル役に扮した安奈淳さんがいたかもしれません。私がよく舞台を見に行った時代は高校生の時で、男役トップスターは、大浦みずきさんや、剣幸さん、高汐巴さんなどの頃でした。ただ歴代の宝塚スターは知っていましたので、安奈淳さんのことも知っていたのです。

 私がまだ膠原病であるベーチェット病を発症する前に、テレビで安奈淳さんが、実は膠原病で生死をさまよった、という体験を話されているのを見た覚えがありました。安奈さんの膠原病は、代表的な病気である「全身性エリテマトーデス」といいます。膠原病は種類がいといろとありまして、その代表格がエリテマトーデス(略してよくSLEと言われています)。私のベーチェット病は、近年膠原病の仲間に入ったようです。自分が膠原病の一種であるベーチェットだと言われたときに、「ああ、聞いたことがある。膠原病。」と思ったのは、その安奈淳さんの話を知っていたからでした。

 病気の種類は違いますが、この闘病記は、私を大変励ましてくれるものでした。安奈さんはずいぶんと前からその症状が出ていたようですが、やはり舞台女優さんですから、舞台をあけるわけにもいかず、無理をされていたようです。(スポーツ選手や俳優さんは無理をされますよね。普通の方でも我慢してしまうことが多いですが)30才代の頃にはC型肝炎、その後も髄膜炎やレイノー症状なども患っていたようです。そして53才のときに緊急入院で生死をさまよい、様々な検査と先生方の診断から、全身性エリテマトーデスと診断されたそうです。本当にいろいろな症状を併発して入院されたようで、大量のステロイドを投入して治療し、さらに肝炎のインターフェロン療法もされたそうです。約二ヶ月の入院を経て退院されてからも、薬の副作用である「うつ」の症状に悩まされたことが書かれてありました。私とは病気も違うし、その進行度や重症度も違うけれど、こんなに大変だったのに、ステロイド薬を今も飲み続けながら、何と、現役復帰して舞台女優として活躍されているのです。しかも私と同じ量しか飲んでいないのに、女優として仕事をされているのです。これにはびっくりしました。

 安奈さんが完全復帰したのは、緊急入院して退院してから約2年かかったそうです。私は最後の入院から現在1年半。もう少ししたら、もっと活動的に動けるかしら、なんて思ってもみましたが、何といっても、宝塚出身の舞台女優さんとは、体力的にも違いがあるのでしょう。今度病院へ行ったら主治医に聞いてみようと思います。もう少し、ウォーキングなどをして体力をつければ、今のプレドニン(ステロイド薬)2錠で、何かアルバイトなどもできるかしら。それともフラメンコを週に2回できるかしら。なんて、そんな明るい未来を考えさせてくれる闘病記でした。

自分の性格が嫌

 私は、時々ものすごく自分の性格が嫌になることがあります。正直に言ってしまうと、離婚を経験するまでは、そんなこと考えたこともありませんでした。ただまっすぐに、自分の思ったように行動し、夫を信じ、慈善事業にも興味があり、自分では暗い性格だ、なんて思っていても、人と接するのが好きで、周囲の人には明るいと言われて、出来るだけ偏見を持たずに物事を見たり考えたりするよう心がけていました。もちろん、ヒステリックな部分も10代の頃はあったみたいで、弟に対して大声で叫んで怒ったこともありました。要するに、「挫折」というものを本当の意味で味わったことのない人生でした。30才位までです。

 ところが離婚を経験してから、自分では気付かないうちに、相手を疑うようになりました。特に恋愛感情を持った相手です。それから、偏見的な見方や考え方もするようになってしまったかもしれません。きっと人をあまり信じないほうがいい、という思いからそうなったのかもしれないです。そしてベーチェット病を発症してからは、ものすごく卑屈になりました。私なんて、どうせ何もできない。家族のお荷物だ。今まで自分の好きなことをやってきたけれど、それももう出来ないだろう。再婚しても、旦那を信じきれず、この人もいつか私から離れていくだろう、私はこの人のお荷物だろう、とそんなことをよく考えています。

 多分、私は明るい性格なのでしょう。とことん暗く考えこむと、後は這い上がれますから。でも随分、自分が変わってしまったなあ、と思います。先日、実家の母親が弟と、私について話していて、「姉貴は変ったよなあ~。しつこくなった。」と言ったそうです。母親は「ほら、病気したりしたからね~」なんてフォローしてくれたようですが、病気を経験した人は、だいたい性格的に穏やかになり、やさしくなるものですよねえ。私は逆に性格が悪くなってしまったようです。

 昨日も旦那に、だいぶ八つ当たりしたみたいです。自分では特にそう思っていなかったのですが、「今日は八つ当たりがひどい。ケロちゃん、具合悪いの?」と聞かれました。確かに体調が悪いときは、家族に八つ当たりしてしまいます。これ、申し訳ないと思いつつ性格でしょう。ごめんなさい。 ただ、多分、昔は体調が悪くて、前の夫に八つ当たりしていたとしても、嫌味なことを連発したり、卑屈になったりすることはなかった気がします。本当は前の夫に聞いてみたいのですが、そればかりは無理ですから。どうしたら、こんな風に、嫌味な卑屈な性格を、直していけるのでしょうか。ちょっと家系的に考えてみると、父方の家系の女性は、私のような性格が強い気がします。家系のせいにはしたくないのですが、遺伝的なこともあるかもしれません。私はそれに打ち勝ちたい!

 自分の性格が嫌だ、なんて思いたくないので、出来るだけ理想の自分に向けて、前向きに取り組んで生きたいです。どうしたら良いのか、模索中です。

恋愛小説

 いわゆる不倫の恋愛小説なのですが、素晴らしい本を読み終えました。高橋治著「風の盆恋歌」。

風の盆恋歌 Book 風の盆恋歌

著者:高橋 治
販売元:新潮社
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 舞台は、あえて言うなら、富山県の八尾。おわら風の盆のお祭りが、物語の重要なカギとなっています。主人公の男性と、高校時代からの特別な存在だった女性が、30年の時を経て、八尾の風の盆で結ばれることになります。それぞれが違うパートナーと過ごしてきた日常がありながら、お互いに忘れることが出来なかった存在。30年もの間に何度となく出会いながらも、あえて踏み出そうとは思えなかった関係から、八尾でのおわらの夜を過ごしてしまってからの、二人の感情。そして、その周囲での出来事。不倫と言う愛かもしれないけれど、二人の想いは、そんな言葉では言い表せない物語となっています。

 上記に載せた単行本だと、表紙がまず、素晴らしい。私は単行本で買って良かったと、つくづく思いました。読み終わってから表紙を見ると、よく分かります。ストーリーは、私が読んだ恋愛小説の中でも、1、2を争うほど良かった。(と言っても、それほど恋愛小説は読んでいないかもしれませんが)富山八尾の「おわら風の盆」が、情緒豊かに、まるで頭にうかんでくるように、自分までそこで見ているかのごとく、表されていました。私は実は、富山県に住んで2年目ですが、去年はおわらを見ることが出来ませんでした。

 私は金沢に住んだときには、「ゼロの焦点」「利家とまつ」など、石川県を舞台にした本を読みましたので、富山に引越してきてから、富山に関する小説など、探していました。以前、義理の母が宮本輝著の「蛍川」を貸してくれて読んだくらいでした。他に何かないかとネットで検索していたら、確かこの「風の盆恋歌」を見つけたのです。それから手に入れるまで時間がかかりましたが、今回読んで本当に良かったと思っています。私は一度読んだ本を、もう一度読み返すことはめったにありませんが、この本はもう一度じっくりと読んでも良いと考えています。

 不倫という恋愛が嫌だ、許せない、という方はダメかもしれませんが、そういうことを感じさせない、大変綺麗な美しい文章です。この本を読むと、八尾のおわら風の盆を見に来たくなるかもしれないでしょう。しっとりとした素晴らしい恋愛小説でした。

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