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新幹線での出会い

 病院での検査のために、今日、東京の実家に帰省しました。私は富山から一人で帰省する場合は、電車を利用しています。特急「はくたか」で約2時間、越後湯沢まで行って、そこからは上越新幹線で東京方面へ帰ってくるのですが、今日は、いつも帰ってくるときと違って、日曜だったので、特急も新幹線も、お客さんが多かった気がします。平日でも、お客さんが多い時はあります。特に「はくたか」の場合は、観光シーズン、例えば紅葉の時期などは登山の姿をした方々が、黒部から大勢乗ってきますし、時には修学旅行の学生達一団体と一緒になる時もありました。また新幹線に関しては、時期的には冬はスキーのお客さん、平日の夜なんかはビジネスマンの方々が多いです。

 私は約2時間の特急列車に乗ると、だいたい窓際で一人の事が多く、今日もそうでした(お客さんは多くても一人の方はそんなにいないので、余程混んでいないと、隣に人が座ることはないです)。やっと暖かくなってきた気候に、今日はお天気も良かったので、日本海はすばらしい深い青色をして、穏やかな海でした。ぼーっとしていたり、考え事をしたり、本を読んだりしていると、結構早く2時間は過ぎるものです。さて、新幹線に乗り換えると、人がいっぱい。もちろん、隣の席にも人がいました。女性です。私よりもずっと若い。ふと彼女が読んでいる本に目を向けると、英字。閉じた本を横目でちらっと見ると、ハリーポッターです。多分、最新作の英語版です。きっと学生さんだと、察しがつきました。

 新幹線に乗って約一時間で駅に着きますが、その10分くらい前でしょうか。何かのきっかけで、私から隣の女性に話しかけました。私は隣に座った方に声をかけることは、あまりありません。何かきっかけがあれば話しますが、迷惑になってもいけませんので、隣の方の雰囲気を感じ取って、話しかけて大丈夫そうな感じでしたら、そうすることもあります。彼女はやはり、学生さんでした。実家が新潟にあり、東京の大学の3年生で、就職活動に新潟に戻っていたそうです。東京で就職しないの?という私の問いに、「実家には両親しかいないので」と答えました。両親思いの子だなあ、と感心しました。英語を使う職種に就きたいと、でも総合職入社になるので転勤があるから、と、ちょっと困った感じでした。仕事の話などしている間に、駅に到着するアナウンスが流れ、ホームへ降りる準備をしながらも話を続けているうちに、彼女の左の薬指にダイヤの指輪が光っているのに気付きました。「彼氏がいるんじゃないの?」と聞いてみると、「はい。」「遠距離になっちゃうね。」←私。「アメリカにいるんですけど・・」「ええ~!」「だから、超遠距離なんです。でも卒業したら、帰ってくるって」ほほ~、ちょうど彼氏が転勤で日本に戻るのか、と勝手に自分で思いこんでいたら、最後の改札口に一番近いエスカレーターを登っているうちに、なんとその彼氏はアメリカ人で、日本が好きだから、新潟に来てくれるという約束になっているらしいことを、彼女から聞きました。これまたびっくり!あらまあ!本当に世の中には様々な人生と出会いがあるものだ、と本当に驚きました。

 彼女が私に聞いてきたことが一つありました。「結婚されて長いんですか?」。で、私は「あたしね、二回目なの。今がもうすぐ2年目で、一回目が6年だから、長いと言ったら長いかなあ」。すると「え!そうなんですか。うちの父もそうなんですよ。結婚って良いですか?」そう聞かれてとっさに「何度しても同じねえ。お父さんに聞いてみなよ~。二度しても同じだわ~」と思わず冗談っぽく言ったのですが、その後に付け加えました。「でも楽しいよ。結婚って二人がしたいと思ったときと、タイミングだから、23歳でも24歳でも、結婚したいと二人が思って、タイミングが合ったときにした方が良いよ。」と言ってみました。「そうですよね、タイミングですよね。」彼女が噛みしめるように答えました。その後、改札口で彼女とは別れました。

 今日の新幹線での出会いは新鮮でした。人には本当にそれぞれの人生があって、若い時には、特に不安もいっぱい。自分の学生の頃をふと思い出しました。今、一般的に十分な大人の年齢に達したかもしれませんが、まだ不安はもちろんたくさんあります。それでも学生の頃の将来の不安や、恋人とのこれからのことなどに比べると、「あきらめ」とか「開き直り」とか「なんとかなるさ」とか、良いのか悪いのか分からない選択肢があることも知ってしまいました。ただ、これから自分で分かっていけば良いことに関して、新幹線で知り合っただけの変な大人に「結婚生活は夢も希望もないし」みたいなことを言われてしまった、という思いだけは彼女に残したくなかったです。好きな人がいるなら、その好きな人と結婚して、彼女なりの結婚生活の意味を知ればいいのですから。大人として、若い人達に、出来れば明るい未来を予想させてあげたい。辛いことはそのときになって経験すれば良いと思うのは、甘いのかしら。なんて、思っちゃいました。

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