マンガ「ドラえもん」を読む
旦那の同僚の転勤が決まり、借りていたマンガのうち「ドラえもん」を急いで読みました。ドラえもんを、テレビや映画で見ることは何年か前までありました。長野に住んでいた頃、地元のコミュニティFMラジオで、公開映画を紹介する番組を担当していて、ドラえもんの映画も公開のたびに見に行っては、一人で大人なのに、涙を流して、終わってから館内が明るくなって恥ずかしかった思いを、何度もしました。テレビでもドラえもんが放送していると、何となく見てしまいます。
さて、マンガ「ドラえもん」となると、中々読む機会も少なく、もしかして10数年ぶりとか、本当に久しぶりに読みました。一冊は長編で映画にもなっている物語。もう一冊は、スペシャル版のようになっていて、全45巻のドラえもんのマンガ本、一冊から一話を取り上げて、それを収録した上下巻のうちの下巻でした。ですから、短編が22話入っていました。これが本当に、面白い。もちろん長編も面白いのですが、普通に連載されていた、短編のドラえもんの面白さを、子供の頃には感じなかった感覚で、再認識しました。
短編というか、雑誌に連載されていたドラえもんは、なんと約8ページから10ページなのです(表紙抜かして)。そんな短いページに、一話完結のストーリーが綴られているのです。びっくりしました。考えてみれば、小学生の子供が読むわけですから、短いページ数で、楽しかった、と思わせる物語でないといけないのですよね。(連載の都合もあったのかもしれませんが)それにしても本当に短いページで、あれだけの物語を描けるのは驚きでした。大人になって改めて、そんな部分にまずは感心してしまいました。
さらに、やはり内容に、改めて感動してしまいました。一般的な言い方ですが、「夢」があるのですよね。だって、今、私が、若い頃や子供の頃に頭に描いていた、勝手な空想ストーリーを書いてみろ、と言われても忘れてしまって書けません。そうです。大人になると、‘忘れる’んですよね。それを、藤子・F・不二雄先生は、あれだけの膨大な数の作品を、大人になっても考え付いて、書いていたのです。それがすごい!様々なドラえもんのグッズを思いついて、さらに子供に悪影響のないストーリーを考える。子供のときに読んでも楽しいのですが、大人になって読むと、まるで子供の頃を思い出したように、ウキウキしてきます。短いページ数でも読みごたえがあって、一話一話がしっかりとしてる。だから気を抜いて読めないので、22話分の一冊を読むのに、結構じっくり読みました。楽しかった~。
私が読んだストーリーで、中でもとても好きだったのは「メルヘンランド入場券」。22世紀のレジャー施設の入場券で、そこではみんな動物に変身して楽しく遊ぶのです。それぞれの人の印象にあった動物に、自然に変身するのです。本当に、可愛らしくて、夢があって、こんな施設があったらいいなあ、と思う素敵な物語でした。
これからも「ドラえもん」を読んだり、テレビで見たりして育ってゆく子供達が、たくさんいますように。素晴らしいマンガです。永遠の夢マンガです。
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