作家「山本文緒」さん
三日連続でテレビ番組のことなのですが、昨日、NHK教育で、午後8時からの福祉ネットワークという番組だったでしょうか。作家の山本文緒さんが「うつ」であったという、そのことでのトーク番組を見ました。
驚きました。山本さんの作品は、何か1冊読んだような気がします。でも何であったかは、覚えてません。しかし、昨日番組を見ていたら、今年仕事を再開するまで、3年間休業していたというではありませんか。分かりませんでした。しかも「うつ病」はすでに90年代後半に発症していて、入院したりしていたけど、病院から入院生活のエッセーみたいなものを書いていたというのです。症状がひどくなって、仕事を休んで治療に入ったと言うことでした。
書いてない自分は自分ではないと思っていた、みたいな事を言ってました。だから病気になっても書き続けた。でもいよいよ書けないくらいになってしまって3年間休業したそうですが、結果的にはそれが良かったそうです。きっと「うつ」になる方というのは、「これをしなければいけない」とか「こうしていなければ自分ではない」というような観念にとらわれているというか、それで自分が成り立っていると言うか。だから体も心も酷使して、気付いたら「うつ」になってしまうのかもしれません。山本さんは番組のなかで、書いていなくて、ほがらかに生きている自分も自分である、みたいなことに気付いたような認めたような、そんなことを話されていたと思います。
そうなんですよね、何もしていなくても自分である。たとえ昔、どんな仕事をしていても、今の自分も自分であって、今はこれが私なんだと受け入れれば、気持ちは楽になりますよね。私自身がそうですから、よく分かる気がします。今はこれでいいのだ、と思ったら、この生活も楽しもうと思うようになりましたから。そして、こんな自分を認めてくれるパートナーが現れたら、一緒に生活すればいいわけです。それでその人と楽しく生活できれば、さらに良いですよね。昨日の山本さんの、一つ一つ言葉を選んでの、ゆっくりとした話し方と内容に、大変共感し、また感動した私でした。
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