「風林火山」最終回
一年間、一度も見逃すことなく毎週楽しみにしてきた、NHKの大河ドラマ「風林火山」が昨日最終回を迎えました。好評だったとの事で、一回延びての最終回と、どこかで聞いたか見た覚えがありましたが、本当に見ごたえのあるドラマでした。
主役の山本勘助役の内野聖陽さんは演技が上手で、本当は二枚目のとてもやさしそうな方なのに、あんなにくせのある役を見事に演じました。しかも、勘助の若いときから、確か勘助は亡くなったときには60代だったと思うのですが、やはり力のある役者さんは違いますね。原作にはない設定をすることで、さらに勘助の性格的な部分も細かく練られていて、以前NHKのお昼のトーク番組に、板垣役の千葉真一さんが出演して「脚本がすばらしい」とおっしゃってましたが、その通りだと思いました。
武田信玄役の市川亀治郎さんは歌舞伎界の方だから、演技が上手なのは予想していましたが、やはり歌舞伎の方は独特な表情の作り方と話し方で、目立ちますね。女性陣の出演者もとても良かったと思います。柴本幸さんは、このドラマが初出演だと言うことでしたが、大変上手に由布姫役を演じていて迫力があり驚きました。あとは、それぞれ書きたいことはたくさんありますが、何といってもガクトさんの出演が最大のサプライズでしたね。
ガクトさんは上杉謙信役(劇中では、長尾景虎・上杉政虎)でしたが、今、歴史上に残っている書物などの謙信像とはあまりにも違っていて、これから私の中でのイメージは、上杉謙信はガクトさんでしょう。何キロか太ってから撮影にのぞんだとのことで、貫禄もあり、さらにミュージシャンだからなのか、発声もしっかりしていて、驚きました。時代劇の声の出し方と言うのは、ちょっと違うと思うのです。低い声もしっかりとよく通るような発声でセリフを話さないといけないので、普通の人にはできないと私は考えています。ガクトさんは見事に腹の底からの声を、随所で出していましたし、あの表情の演技も素晴らしかった。
毎週楽しみにしていたドラマが、年末になると一つずつ終わっていきます。今年も終わりだ、とつくづく感じてしまいます。大河ドラマに関しては、来年の「篤姫」も非常に楽しみにしていて、すでに原作は読み終わっています。再来年の原作を、そろそろ読みたいと思っているところです。「風林火山」の最終回を、無事に富山の自宅で見られてことに感謝しながら、今年もあと二週間です。
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