父親の変化
毎日、実家の母親から定期電話がかかってきて、いろいろな出来事を話します。先週末に実家では、一大事が起きていました。といっても「事件」と言うほどのことではなく、家計を圧迫する、実家にとっては一大事。しかし、そのことについて、母親は少し過敏になりすぎていて、父親と口論気味になったそうです。で、父親は思い切り何年ぶりか、くらいの勢いで怒ったそうです。それに対して、母親は反論したのか引き下がったのか分かりませんが、とりあえず、今年の2月に胆石の手術をしてから体力的に少し落ちていて、歯が痛いとか、足が痛いとか、疲れる、眠れない、鼻の中におできができた、など日々体調が変化します。父親の怒り爆発のその日も、どうやらその関連で疲れていて、ぐったりしてしまったようなのです。
びっくりしたのは、その後の出来事。それが先週の木曜だったでしょうか。ぐったりとした母親を見て、父親は随分と「反省」したようなのです。翌日から、反省を繰り返し、とうとう母親に謝ったのだそうです。びっくりしました。母親も驚いたようです。うちの父親は本当に神経質で、私が子供のときなど、食事中に物音を大きく立てたり、グラスを倒して飲み物をこぼしたりなんかしたら、怒鳴られた上にバチーンと叩かれたものです。自己中を代表するくらい、「我が道を行く」みたいな人でした。が、やさしい面ももちろんあり、私の習い事の送り迎えを毎週欠かさずしてくれたり、夏冬の旅行も連れて行ってくれたりもしました。しかし、一度怒ったことに対して、自分から頭を下げるような人ではありませんでした。特に家庭内では。
私も再婚して家を出て、弟も仕事の関係上、帰宅時間も遅くて両親と顔を合わせるとこが少ないです。母親も手術をして体力的に弱り、父親の何かが変わってきたのかもしれません。人間は年を重ねて、頑固になったり、柔和になったりと、本来の備わっている性格に近づくような気がします。父親は今のところ健康で、毎週日曜の釣りも、趣味として楽しんでいます。還暦を過ぎたあたりから、いや、私が離婚して実家に戻ったあたりから変わってきたような気もしますが、何より、母親と二人の時間が多くなって変わってきたのでしょう。しかも、多分、本来の「やさしさ」が前面に出てきたような感じです。良かったなあ、なんて私は思いますが、この話をうちの旦那にしたら、「それって、ただ、立場が逆転しただけじゃないの?」と言われました。むむむ、もしかしてそうとも言えるかも。
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