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母親の間違い

 先程、朝の定例電話が母親からかかってきた。毎日朝の10時頃に、実家の母親から確認の電話が入ります。私の体調やら実家の様子やらの確認電話です。これは一回目の結婚のときからの定例で、なぜかその頃から時間は10時頃と決まっていました。

 両親と言うのは、自分が年をとるのと同じように年をとります。もちろんです。でも自分の中では、親はいつまでも若い頃のしっかりした親だと思っているのでしょう。ちょっとした出来事で、「え~、そんなこと間違っちゃうの~なんで~」なんて思ったりして、その時始めて、親も年を取ってるんだ、しかもだんだん高齢になっていってるんだと実感するわけです。それを始めて感じたのは、一回目の結婚で離婚して実家に戻り、一緒に両親と住み始めてからしばらくしてからでした。

 特に母親がぐっと年を取ったような気がしてなりませんでした。忘れっぽくなっていたり、人の話を聞いていなかったり。ただ、私が離婚して帰ってきてから、ものすごくいろいろなことについて考えるようになったようで、さらに私が病気になって、愛犬も脳腫瘍になったりして、病気に関しても関心を持ってテレビなどでも勉強するようになっています。そういう点では、すごい変わりようだと思ったりもしますが、一方で、やはり年には勝てない部分もあるわけです。肉体的な面ですね、主に。

 心配なのは、私は年だから仕方ない、とあきらめるわけです。今朝の間違いの話を聞いたときには、驚きました。老眼で物が見えにくいことがあるのは知っています。さらに近眼ですので、メガネを二つ使い分けてます。面倒なのは分かっていますが、今朝、父親に、私が実家にストックしてある、皮膚用の塗り薬を目薬と間違えて渡したそうです。父親も父親でそれを確認しないで目に入れたそうです。さあ大変!これ違うだろー!と父親は怒ったそうです。で、仕事の前で急いでいたから、これだと思って渡しちゃった。お父さんにも確認してね、と言ったのに確認しないで目に入れちゃった、ということでした。もちろん、父親はすぐに洗い流して、大丈夫のようですが、母親いわく、メガネかけても小さな字は見えずらいし、仕方ない、みたいな反応なのです。それはメガネがあってないんじゃないの?と言っても、これ以上、度が強いと疲れる、との返答。でも小さな字といっても、見えないほどの小さな字は一般には使わないわけで、それはあきらかに母親のメガネが合っていないのです、多分。ずっとメガネを掛けていなくても、ここぞ必要なときにかければ良いのですから、そういう時のためにしっかりと自分に合ったメガネを母の日にでもプレゼントするよ、と言っても拒否。まあ~、困ったものです。

 自分が母親と同じ年になったときに、あんなに元気でいられるか、しっかりしていられるか、自信はありません。でもとりあえず、今の自分の母親が心配です。私も再婚し、弟もいずれ再婚し(弟まで×1です)、また実家には父親と二人になったときに、「間違い」ではすまされないことが起きてしまう前に、せめてメガネを作らせようと、心に決めました。

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