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歴史小説

 ここ数年、歴史小説に目覚めました。きっかけは、夫の金沢転勤。東京でまだ籍を入れずに同棲していたので、まずは彼が一人で金沢に引っ越しました。その際に、しばらくしたら来て欲しいとのことでしたので、約5ヵ月後に私は会社を辞めて金沢に行った訳です。その間、2回ほど金沢に遊びに行きましたが、その1回目の時に、小松空港近くにある「安宅住吉神社」に2人で行きました。そこはあの源義経の「勧進帳」で有名な関があった所とのこと。それが私が歴史小説に目覚めたきっかけです。それなら義経に関する小説を読んでみよう、どうせなら金沢に関する歴史小説も読もう、ということで、司馬遼太郎さんの「義経」、大河の原作になった「利家とまつ」を、まず読みました。そうしたら、はまってしまったのですねえ。学校で習った歴史も、もうほとんど覚えていなかった私は、俄然、興味がわいてきてしまったのです。その上、旦那がプレステ(古い)で「信長の野望」なんてやってるものですから、余計に知りたくなってきました。特に、戦国時代の歴史もの。

 私はなぜか、信長や秀吉よりも、まずは明智光秀に関して読みたくなりました。そこでいろいろ調べた結果、司馬遼太郎さんの「国盗り物語」。これは明智光秀というより、岐阜の斎藤道三、織田信長、羽柴秀吉、それぞれに絡む人々も描かれていれ、本当に面白く、大変読みごたえありました。それからはちょっとブランクがあり、「風林火山」。そして最近読んだのが、白石一郎さんの「海将」です。これは羽柴秀吉につかえた小西隆佐・弥久郎(のちの行長)を描いた物語で、海の上を戦国時代に自在に操るこのとのできた親子の、特に行長の若き日の物語です。

海将〈上〉 Book 海将〈上〉

著者:白石 一郎
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戦国時代を華麗に生きた、中心武将の物語もきちんと読みたいとは思いますが、回りを取り巻いていた、回りで支えていた人の小説も、もっと読んでみたいです。こうした武将や人の記録は、あまりはっきりとは残っていないそうです。だからこそ、著者の創造力で描かれた物語が、面白いのかもしれません。

 今は、来年の大河の原作、宮尾登美子さんの「天璋院篤姫」を読み始めました。

新装版 天璋院篤姫(上) Book 新装版 天璋院篤姫(上)

著者:宮尾 登美子
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戦国時代のお話ではありませんが、やっぱり大河の原作は押さえておかないと~、と思って読んでます。まだ最初のほうですが、宮尾作品は少し読んだことがあって好きなので、これからの展開が楽しみです。

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