大人の自殺の影響は?
昨日は衝撃的なニュースがありましたよね。松岡大臣の自殺、アーティストのZARD・坂井さんが亡くなったこと。そして今日は緑機構の前身の組織の元理事の自殺。政治の世界は本当に分かりませんが、「死ぬことないじゃないの。」と思ってしまいました。もちろんどうしようもなくて、死を選んだのかもしれませんが、死ぬなら他の事をすればよいのに、政治家やめるとか。でもきっと、もうどうにもならないほど、政治家としてどっぷりとつかって全身全霊で仕事をしていたのかしれません。そういう方に、とりあえず政治家やめろ、家族のために生きてくれ、と言っても無理なのかもしれません。
大人になると、白黒つけられない悩み事がたくさん出てくると、本当に実感したのは、26歳くらいの時でしょうか。カウンセリングの講習会を月に1度、1年間通ったことがあります。その際に、講習で例題を聞いたり、ロールプレイングをした際のパートナーの悩みを聞いたときに、初めて、大人には自分の力ではどうにもならない悩みや問題があるのかもしれない、と分かりました。その後、自分の家庭でもいろいろなことがあり、自分ではどうにもならないこと、我慢しなければならないこと、そういうことがたくさんあると知りました。
しかし子供の時の悩みも、その時代には大切な重要な悩みです。それを乗り越えていかないと大人になれないわけですから。それは、いじめの問題などで自殺を考えている子供達を、どうやって見つけ出して導いてあげられるか。いじめ問題などで自殺をしようとする子供達を救いたいと、いろいろなところで活動が行われているとは思いますが、しかし、昨日や今日のような、メディア・マスコミ報道がさかんに行われてしまうような影響力のある方の自殺のニュースが、子供達の心にどう響いてしまうのか。子供にとっては、大人の複雑な問題や心の葛藤は分かりません、ただ、自殺した、という事実だけです。子供にとってはもしかして、「ああ、この人も自分のように悩んでいたのだな」と思うだけかもしれません。
私も、体が辛くてもう全てが嫌になるときがあります。そういう時は何も考えられません。ただもう生きているのが辛いなあ、と思うだけです。でもそばにいる夫や、遠くで心配してくれている両親を思うと、自分から命を絶つことは出来ません。もっと辛い状況でも生きるために毎日頑張っている方々もいます。自殺してしまうのは、本当に大変なことがあってどうしようもないからかもしれませんが、もしかして、子供達の自殺を防ぐには、まず大人達が自殺をしないこと。昨日や今日のニュースを見ていて思ってしまいました。
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