感動の映画
昨日、レンタルDVDで、「歓びを歌にのせて」という、スウェーデン映画を見ました。ずっと前に、テレビか雑誌かで、良い映画だと評判になっていたのを覚えていたのです。2004年度くらいの、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされていたようです。ストーリーは、ある有名な指揮者が心臓病に倒れ、8年先まであった仕事をキャンセルし、故郷に帰ります。音楽からは無縁になりたいと願っていたにもかかわらず、小さな町では有名な指揮者が来たということで、町の人は彼に教会の聖歌隊を一度、見てくれるように頼むのです。ほんの気まぐれで見学に行ったことがきっかけで、彼は子供の頃からの夢を思い出し、実現への道を歩み始めるのです。
この私のあらすじが正しいかどうか、ちょっとあやしいのですが、見る方によっては、あらすじの説明の仕方も変わる可能性がある、物語です。あくまでも「あらすじ」で、もっともっとたくさんの話が盛り込まれています。最近、大きな地震も経験して、私もあらためて人生について考えることが多くなりました。人は、自分の生命を脅かすような大きな出来事を経験すると、考え方が変わるのかもしれません。そして、新しい道に踏み出してみようというきっかけも、同時に得ることがあるような気がします。この映画の主人公もそうです。音楽が子供の頃から大好きで続けていたのに、いつかあまりにも没頭しすぎて、忙しさに追われ、音楽をしている本当の意味すら分からないほどになっていた。そして、子供の頃からの経験もあり、人間に対して、距離を置くようになっていた。それが、心臓を病み故郷へ帰ったことで、新しい人生の一歩を踏み出すことになったのです。私は見ていて、いろいろな場面で何度も涙を流しました。
たくさんのすばらしい映画を見てきて、その時その時に感動して、自分の人生も考えたり、反省したり、新たな発見もあったりするのですが、しばらくすると忘れてしまいます。きっと生きていくというのは、その繰り返しなのでしょう。忘れなければ、生きていくのなんか大変ですもの。でもいつも何かを見たり、聞いたり、挑戦したりして、新たな刺激を受けることを続けていれば、また繰り返し、人生を考える機会を与えてもらえることと信じて、今、専業主婦の私でも、今の状態で出来ることをしてゆきたいと思っています。
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